家電製品ミニレビュー
実売5,000円台! ヘルシー唐揚げが作れるオーブントースター
by 中野 信二(2015/3/9 07:00)
最近、もっぱら健康志向で、高カロリーの食べ物は控えている。とはいえ、月に1~2回はから揚げやとんかつを食べたくなる時がある。
そこで、油なしで揚げ物が作れて、2人分の調理にピッタリなサイズの調理器具を買うことにした。それが、今回購入した、泉精器製作所のオーブントースター「ノンフライオーブントースター CA-OT55」(以下、CA-OT55)だ。
メーカー名 | 泉精器製作所 |
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製品名 | ノンフライオーブントースター CA-OT55 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 5,333円 |
CA-OT55の特徴は、ノンフライ調理ができることと、本体が355×300×210mm(幅×奥行き×高さ)で、重さも約3.6kgと、小さくて軽いこと。5,000円前後で買える価格も魅力だ。
ノンフライ調理では、上下2本のヒーターからの熱を、庫内の右側面にあるファンで循環させる。コンパクトな本体だが、庫内は思いの外広く、直径約23cmのピザを1枚丸ごと焼けるほどだ。
操作はとても簡単。電源プラグをコンセントに差し、レシピに合わせて温度と調理時間を2つのダイヤルで調整するだけ。温度は100℃~230℃の間を無段階で調整できる。ダイヤルが「切」に戻るときのジジジジジーという音も懐かしくていい感じだ。
約30分でヘルシー料理が完成
さて、早速料理を作ってみた。今回は、付属のお料理ガイドに掲載されている「油で揚げない唐揚げ」「油で揚げないとんかつ」「焼き魚(鮭の切り身)」「アイスボックスクッキー」の4種類を調理した。本体は、側面と後面を10cm以上、上面は20cm以上、可燃物から離して設置する。なお、すべてのメニューは、設定温度で2~3分予熱し、庫内を温めてから調理している。
油で揚げない唐揚げ
レシピには、醤油や酒、おろし生姜などで作った漬けダレに、一口大に切った鶏肉をいれて30分ほど漬け込むと記載しているが、時間がない場合は汁気がなくなるまでよく揉み込めば良い。あとはレシピ通りに、手順を踏んで焼くだけだ。詰めれば4個×3列で12個は並べられたが、熱の循環を良くしたいので11個にした。
230℃で表裏を10分ずつ計20分。出来上がった唐揚げは、衣はカリッと歯ごたえが良く、中身は肉汁があふれるほどジューシーな仕上がりで、大満足だ。
油で揚げないとんかつ
レシピでは、サラダ油をひいたフライパンで、きつね色になるまでパン粉を炒めるとしているが、今回は、焼皿にオリーブオイルを少し混ぜたパン粉を入れてCA-OT55で焼き目を付けた。庫内灯が付いてないので、たまに扉を開けてパン粉が焦げないように様子を見ながら調理した。焼き目の付いたパン粉ができたら、あとは溶き卵をくぐらせてパン粉をまぶすなど、レシピ通りに豚ロースを下処理して焼くだけだ。
とんかつも230℃で表裏を10分ずつ焼くが、クッキングペーパーは使わない。調理終了後、焼皿を引き出してみて驚いた。焼皿に大量の油が溜まっていたのだ。一瞬ゾッとしたが、その分カロリーを抑えられていると思うと、これから揚げ物も食べる機会が増えるかもしれない。
2枚同時に調理したが、ファンが熱を循環させるので、どちらにも均等に火が通り、衣がサクッとした、美味しいとんかつが出来上がった。
焼き魚(鮭の切り身)
今回のレシピの中で、一番簡単に作れる。クッキングペーパーを敷いた焼皿に鮭の切り身をのせ、230℃で12分焼くだけだ。
調理後、扉を開けるとふっくらと焼き上がり、皮はもちろん、身にも焼き目がついたとても美味しそうな鮭の切り身が目に入り、思わず生唾を飲み込んだ。焼皿に脂もたっぷり落ちていたが、肉の油とは違ってあまり気にならなかった。