家電製品ミニレビュー
約26分で自家製豆乳ができる「豆乳生活」
by すずまり(2014/9/25 07:00)
最近、体調管理に豆乳を取り入れており、グリーンスムージーなどのドリンクを作る頻度も高い。そろそろニーズに合う製品があるのでは、と思って探してみたところ、今回ご紹介する「豆乳&スープメーカー ニュー豆乳生活 NP-134」(以下、豆乳生活)を見つけた。
メーカー名 | 直村企画 |
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製品名 | 豆乳&スープメーカー ニュー豆乳生活 NP-134 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 6,560円 |
ボタン1つで温冷4つのメニューを作りわけできるアイテム
「豆乳生活」は、1台で「豆乳」「スープ」「おかゆ」「ジュース」の4種類が作れるマシンだ。4つの共通点はカッターで細かく粉砕して作ること。大豆を煮て粉砕して漉せば豆乳。その他の材料ならスープ。加熱せずに粉砕すればジュースといった具合である。これらが操作パネルのボタン1つで作り分けられる。
用意されたボタンで一通り作ってみたが、「豆乳生活」はかなり使い勝手がいい製品だ。いずれも水と材料を入れてスイッチを押すだけなのでとても簡単だった。
決して豆乳作りだけに偏ったものではない。しかも1人暮らしでも使いやすいサイズで、1台で温冷両方がカバーできる。単機能製品は、買うと使わなくなりそうと心配な方におすすめできる。
コンパクトで場所をとらない
サイズは130×180×280㎜(幅×奥行き×高さ)で、小ぶりの電気ポットくらいである。構造はカッターと操作パネル付きの本体ヘッドと、容量800mlのボトル容器の2つ。
使うときはボトル容器に本体ヘッドを乗せるだけで、ハンドル上部にある通電(接続)部がしっかりはまっていればOK。通電部と電源プラグ差込口は水濡れ禁止なため、洗浄時には少々気は使うが、基本的にそこまで汚れるものではないので、洗浄を含め気楽に扱える。
約26分で自家製豆乳ができる
まず「豆乳」を試してみたが、乾燥大豆から約26分で豆乳が作れた。作るときは、付属のカップ山盛り1杯分の大豆(約80g)を使う。ボトルに入れたら、600~800mlの目盛りで適量水を加え、「豆乳」ボタンを押して待つだけ。「ピーピー」という終了を知らせるアラームが鳴ったら、付属の漉しザルで漉す。浸しの有無や水の量にもよるが、1回でだいたい500~700mlほどのの豆乳ができる。
できたての豆乳はクセがほとんど感じられず、サラリとしておりとても飲みやすかった。濃くしたいときは、最初に入れる水を少なめにするか、大豆を5~6時間水に浸せばいいようだ。自分で好きな濃さにできるところもこの手の製品のメリットである。
スープ、ジュース、おかゆもおいしい
今度は「スープ」に挑戦。今回は茹でたトウモロコシ約200g、牛乳200ml、コンソメスープを使ってコーンスープを作ってみた。トウモロコシは粒の皮がしっかりしているので、機械の力を借りなければなめらかにしにくい。しかし、豆乳生活を使えば、材料を入れたらあとはスイッチを押すだけで簡単に作れる。
コーンスープは、完全になめらかになっていたわけではなく、やや粒や皮は残しつつも、全体としてはトロッとした仕上がり。お腹にもしっかり溜まり、食べ応えのあるスープだった。
続いて「ジュース」。普段よく作るグリーンスムージーを作ってみた。ボトル容器に小松菜、バナナ、キウイ、水を入れ、「ジュース」ボタンをON。仕上がりを確認しながら作ることはできないが、ミキサーのようにボタンを押し続けることもなく、グリーンスムージーを作ることができた。
カッターが小さいせいか専用機に比べると舌触りは粗め。小さなバナナの塊が2個残ってしまったが、飲むのに支障はなかった。
最後は「おかゆ」。白米100gに水を800mlの目盛りまで入れて、「おかゆ」ボタンをON。約30分でおかゆになった。完成したおかゆは米粒がほぼ消えていて、ほとんどペースト状だった。ここまで細かくなくてもいいのではという気もするが、いつまでも冷めず、ほっとできる味だ。30分という短時間で手間なく作れるので、体調が悪いときに役立ちそうだ。
1年を通して使える!
豆乳生活とはいうが、豆乳に限らず出番の多そうな製品である。いろいろやりたいけれど省スペースでおさめたい、たまに飲みたいものがあったときにも使えると嬉しいという方にぴったり。
特にこれからは温かいものが嬉しい季節。出来たての豆乳やあつあつスープをメインに、体調をみながらときどきスムージー、二日酔いのときはおかゆ、といった使い分けはいかがだろうか。