家電製品ミニレビュー

オトコの汚れを落とす実売4,000円の電動洗顔ブラシ

アテックス「ルルド フェイスクレンジングブラシ AX-KX509nv」

 今回は、アテックスの「ルルド フェイスクレンジングブラシ AX-KX509nv」を紹介する。この製品は、男性特有の汚れやニオイを取り除くビューティー家電を展開する「ルルドオム」シリーズのセルフケア機器だ。

メーカー名アテックス
製品名ルルド フェイスクレンジングブラシ
品番AX-KX509nv
希望小売価格5,300円(税抜)
購入場所楽天市場
購入価格3,672円(税込)

 AX-KX509nvは、男性用の電動洗顔ブラシ。普段の手で洗顔する方法よりも、毛穴の奥の汚れまで落とせる点が特徴だ。

 この製品の一番のウリは、なんと言っても安いこと。大手メーカーの電動洗顔ブラシが約1万円~2万円ほどするのに対し、AX-KX509nvは約4千円で買える。

 さらに、リニア駆動のモーターが、毛穴より細い直径50μmのブラシを、1分間に2,000回/3,000回(弱/強)の回数で、振り子のように振動させることも特徴の一つだ。これにより、肌に軽く当てるだけで、小鼻や襟首の汚れが落とせるという。

 電源は単四形アルカリ乾電池2本。IPX6相当の防水性能を持っているので、浴室でも使える。

製品パッケージ
本体。ブラシを保護するキャップが付いている。中央付近にあるのが電源ボタン
直径50μmの細いブラシが、毛穴の汚れをかき出す
単四形アルカリ乾電池は、本体下部のカバーを外して入れる。カバーを正しくはめないと、水が入り込む可能性があるので注意して欲しい

操作するのは電源ボタンだけ!

 AX-KX509nvは、電源ボタンを操作するだけで使える。運転モードを、ランプが赤く点灯する「弱運転」と、ランプが青く点灯する「強運転」の2つから選べる。

 電源ボタンは、長押しすると「弱運転」を始める。弱運転中に電源ボタンを押すと「強運転」に切り替わる。運転開始後、約1分間が経過すると自動的に電源がOFFになる。運転中に電源を切りたい時は、電源ボタンを長押しする。

 なお、取扱説明書の注意書きには、「顔全体で1日1回(約1分)を目安に使用してください」と、書かれている。

電源ボタンを長押しして電源ON。電源ランプが赤く点灯し弱運転を始める
運転中に電源ボタンを押すと、強運転に切り替わる。電源ランプは青く点灯する
運転中に電源ボタンを長押しすると電源がOFFになる。電源ランプも消える

肌の上を滑らせるように動かして洗顔する

 では、早速顔を洗ってみよう。

 まず、濡らした顔に適量の(泡立てた)洗顔料をつける。次に、ブラシを水で濡らしてから電源ON。あとは、毛先が肌に少しだけ触れる程度の力加減で、顔の泡をのばすようにゆっくり移動させていく。

 グリップは、持ちやすい太さで、滑りにくい。洗う場所によって、鷲づかみしたり、ペンを持つように握るなど、持ち方も好きなように変えられる。

濡らした顔に洗顔料をつけてのばす
泡をのばすようにゆっくり動かす。頬など肌が弱い部分は弱運転のほうが良い

 頬のほか、おでこや小鼻の周り、襟足も同じように洗う。約1分後に自動で運転が止まるので、顔に残った洗顔料を洗い流して洗顔は終了だ。

 個人差はあるが、力加減やブラシの動かし方のコツをつかむまで、約1分間で顔全体をきれいに洗うのは難しい。自分は、どうしても小鼻周りをしっかり洗いたくなってしまい、最初のうちは2~4分もかかっていた。1分以上使い続けると、肌を傷めてしまうことがあるので気をつけて欲しい。

今回は、おでこから鼻筋に沿って小鼻の周りへ移動させ、頬、襟足という順番で汚れを落としていった。これを1分間で終わらせるには、慣れと割り切りが必要だ。毛先が細くやや硬めなので、目の周りの皮膚が弱い部分は洗わないほうが良い

 洗顔が終わったら、ブラシの部分をやさしく水洗いして水気をよく切り、湿気の少ない場所に置いておく。浴室など湿気の多い場所に放置しておくと、故障するかもしれないので注意が必要だ。

洗顔終了後は、ブラシの部分を水洗いする
ブラシの水気をしっかり切り、湿気の少ない場所に置いておこう

コスパが最大の魅力

 正直、最初は本当に汚れを落とせるのか半信半疑だった。だが、気づけば2週間以上使い続けている。毎晩1回、浴室で顔を洗っているが、手で洗っていたときよりも、顔全体の汚れがしっかり落とせていると思う。集中的に洗ってしまっているからだが、特に、小鼻周りの毛穴の汚れがきれいに落ちていると感じる。

 冒頭でも述べたが、なにはともあれ、約4,000円という安さで、手で洗うよりもきれいに顔の汚れを落とせるという、コストパフォーマンスの良さが最大の魅力。肌の質などによって、汚れの落ち具合には個人差があるかもしれないが、とにかく安いので一度試してみてはいかがだろうか。

中野 信二