家電製品ミニレビュー

日立「保湿サポート器 CM-N800 ハダクリエ」

~使用する化粧水を選ばないエステ効果抜群の美顔器
by 西村 敦子

人気の美顔器の効果は?

ハダクリエ本体、充電アダプター、リング2個、スタンド。これに持ち歩きに便利なポーチもついています

 イオンなどの電気を使って保湿を行なうという美顔器は、各社からいろいろなタイプが発売されていますが、効果がどのくらいあるのか、なんとなくつかみにくい印象があります。しかし、効果があるという口コミもあって、かなり興味がひかれていました。

 そんななか、日立の「保湿サポート器 CM-N800 ハダクリエ」試す機会がありました。日立のクリエシリーズでは、このハダクリエよりもイオンクレンジングの「フェイスクリエ」のほうが有名ですが、お値段が張る分だけ、フェイスクリエではできない肌の保湿ができるという点が大きな違いとなります。


メーカー日立リビングサプライ
製品名保湿サポート器 CM-N800 ハダクリエ
希望小売価格24,150円
購入場所楽天市場
購入価格12,286円


4つのモードでクレンジングと保湿ができる

 ハダクリエの使い方は、本体にコットンを固定してそこに化粧水を付け、肌の上をすべらすというもの。具体的には、チタン材のヘッド部にコットンを乗せ、それを付属のリングで固定。そのコットンに直接化粧水をかけてたっぷり湿らせたら電源スイッチを入れます。あとは使用したいモードを選び、顔にあてて全体にすべらせていくだけ。

 基本的には一日一回の使用で、朝晩どちらにも使えますが、お風呂上がりがすすめられています。本体に防滴効果はないので、お風呂の中などではなく、部屋の中で使うイメージ。充電式で、コースにもよりますが、約10回ほど使えるため、充電は週一回で十分です。

操作部は本体の前の部分に集中していて、「強/弱切替ボタン」「モード切替ボタン」「電源スイッチ(入/切)」の3ボタンのみ。上部はモードや強度の表示ランプです本体のデザインはごくシンプルで、白いボディにラベンダー色の配色です。少し地味ですが、使ってみると余計な凹凸もなくにぎりやすさを感じます裏面も、握りやすいように立体的なフォルム。表面は鏡面仕上げで清潔に保ちやすくなっています。ただ、毎日時間をかけて使うだけに、個人的にはマット仕上げでも手になじんで使いやすそうだなと思いました
充電は本体下部のソケットに差し込んで行ないます。標準充電時間は5時間。一度フル充電すると、10回程度使えるので、1週間以上はそのまま使えます右側のランプは強度の調整。「強/弱」ボタンで切り換えます電源の「入/切」ボタンをクリックすると、最初は「クレンジング」が選択された状態で電源が入ります。このクレンジングではコットンに化粧水やふきとり化粧水などを付けて使用します。ゲル状のものや乳液は不可
本体の両側にある「サイドプレート」。これに触れていないとヘッドは振動せず、効果はありません本体の下部をにぎると、ちょうど両側のサイドプレートに触れるよう配置されていますヘッド部分は本体から少し浮いたようになっていて、コットンを挟んだとき安定しやすくなっています
ヘッド部分はチタン製。肌トラブルが起きにくい素材で、直接肌にあてるとクールな肌触りですパッケージに含まれている「かんたんガイド」。使い慣れるまで、下部に解説されているコース選択で迷うことがあるので、これだけはしばらく近くに置いておくことをおすすめしますコットンのとりつけかたも裏面に図解されています
逆に外すときはリングの横を押してゆるめ、はずしますこの「モード早分かり表」も便利。具体的な使用方法がわかりやすくまとめられています

 このハダクリエでできることは、大きく分けて2つ。クレンジングと保湿です。まず、クレンジングですが、こちら洗顔後に5分間使用します。イオンの力を利用して、コットンに洗顔で落とせなかった汚れが付着。本体からコットンを外したとき、コットンが茶色くなっていることに驚くと思います。個人的には、普段からふきとり化粧水をコットンで利用するとある程度は色が付くのはわかっていましたが、ハダクリエでクレンジングをすると、それ以上に色がついていました。

実際の使用ステップを追ってます。まずは本体とコットンを用意します本体のヘッド部にコットンを乗せ、付属のリングの長辺を内側に押して上からかぶせて固定します
固定したコットンの上に普段使っている化粧水を直接つけて、しっかり含ませます。少ないと肌を移動させるときにひっかかる感じがありましたこの状態で電源を入れて、モードを選択。サイドプレートを握って肌の上をすべらせますヘッド部は、ほほには便利な大きさですが、円形なだけに鼻まわりなど凹凸の大きいところは少しケアしにくく感じます

 次に保湿。こちらは二段階あります。まずは「ミクロパットモード」で保湿成分を肌に浸透しやすくするため、コットンは使わず、化粧水を肌にのばしたあと、直接ヘッド部を肌にあてて全体にすべらせていきます。微振動とパルス信号で肌がほぐされる効果があるそうで、こちらも5分間。

 私の場合、肌が乾燥しているのか、最初につけた化粧水の効果があるのは顔の1/4ぐらいだけで、あとは乾いてしまい、そのまますべらせると肌にひっかかる感じがしてスムーズに動かないので、別途化粧水をつけたコットンを用意して、部分的に化粧水をで潤いを追加してからすべらす、ということを繰り返して全体を仕上げていました。

 次の「モイストアップモード」は今度はまた新しいコットンをセットして、化粧水をたっぷりふくませてクレンジングのときと同じように肌の上をすべらせます。これも5分間。すでにミクロパットモードでかなり化粧水をつけているのに、まだまだ入っていく感じがして、コットンに化粧水を追加したくなるぐらいの吸収力。これもイオンの力を使っていて、表面だけでなく角質層まで浸透させているそうです。

 私の場合、5分間が終わると、さっきクレンジングモードで茶色くなるぐらい汚れが落ちたはずなのに、コットンがまた茶色くなっていて、場合によってはクレンジングモードのときよりもさらに汚れていたりすることもあって、どれだけ汚れているんだとちょっと複雑な気持ちになったりしました。

左がハダクリエの「クレンジング」を使用した場合、右が同じ化粧水をつけて手でふきとった場合。手でつけたものも色がついていないわけではないのですが、ハダクリエを使ったほうが確実に濃く汚れが落ちているのがわかります左が「クレンジング」後、右が「モイストアップ」後の状態。コットンは、何日使っても変わらずしっかり汚れるので、だんだん恨めしくなってきますが、これまでこの汚れが付いたままだったと思うと怖くもあります

 さらに、「リフレッシュモード」もあり、これも5分間。この場合はミクロパットモードと同じくコットンを使わず、乳液や市販のシートマスクを使ってその上から直接肌にあててゆっくり動かします。これは週1回程度がおすすめされています。

肌をやわらかくして保湿成分を浸透しやすくする「ミクロパット」。このモードではコットンは必要なく、直接肌に化粧水を付けて使用します化粧水の浸透をサポートする「モイストアップ」。それぞれのモードは5分間で、終了すると自動停止。電源を入れ直すと前回使用した次のモードが選ばれた状態で自動的に開始されます「リフレッシュ」モードは1~2週間に1回程度使用。乳液などを利用して、肌ストレスをやわらげる機能があります。シートマスクの上からでも使用可能
「ミクロパット」はコットンがいらないので、肌に直接化粧水を付けたあとヘッドを直接すべらせます「リフレッシュ」モードもコットンはなしで、乳液を肌に付けてから使用したり、シートパックの上から直接使用します
最初に使用するときや、肌が不安定な時期は「弱」での使用がおすすめです。個人的には一日一回、風呂上がりに10日間「強」のまま使用して問題はありませんでしたが、長く使い続けるものだけに、肌の状態に合わせながら調整したほうがよさそうです

 どのモードも強度は「強」と「弱」があり、私の場合は普段は「強」で使いましたが、肌の調子が不安定な時期は「弱」で行なうほうが安全なようです。個人的な感想では、「強」にしてもピリピリするほどの電気は感じず、微振動やその音も、テレビを見ながらでもほとんど問題ない程度。普段使い慣れた化粧水を使っているせいか、「強」で使ってもトラブルは出ずにかなり好印象でした。

化粧水を選ばない! 自分で工夫できるうれしさがある

 ハダクリエの最大の特徴は、使用する化粧水を選ばないという点にあります。同様の美顔器の場合、同じメーカーの発売する専用の美容液が指定されていて、自分の好きな化粧水をそのまま使えなかったり、アレルギーがあると化粧水が合わずにあきらめるということも。それを無視して自己責任で自分の普段使っている化粧品で代用しているという場合も現実的にはあると思いますが、最初から指定がないのは使用者側としては安心です。

 私の場合、子どもの頃アトピーだったせいもあり、ヘタに合わないものを使うとすぐ湿疹が出てしまうという肌質です。そのため、効果の高い化粧水や美容液が出ても、それで湿疹がでないかどうかがイチかバチかなところがあります。試供品で試して問題がなくても、1カ月ほど使い続けるとなぜか猛烈に湿疹が出てダメになるということを繰り返していて、長く使っても問題がない化粧水は結構限られています。そのため、美顔器などで化粧水が指定されている場合は、試したくても最初からあきらめていました。

 それが、ハダクリエの場合は本当に指定されていないので、半信半疑で敏感肌やアトピー用の手持ちの化粧水で使い始めたのですが、普段使っているはずの化粧水なのにまったく効きやモチが違うことにおどろきました。

 具体的にどう違うかというと、いちばん大きいのは、肌の吸収力がかなり変わること。単にコットンで肌につけるときよりも、使う化粧水の量が2~3倍になるため、化粧水がすぐなくなってしまうという意味では痛し痒しなのですが、普段は浸透してほしくてもそんなに入っていかないわけで、それだけ肌にどんどん取り込まれているということだと思います。

 また、実際にハダクリエを使用して驚いたのは、肌がやわらかい状態で長くいられるということです。ハダクリエを使ったあとは、顔全体がかなりやわらかくて、普段触っている感覚とあまりに違います。歳のせいだと思っていた固い肌が、ケアの仕方1つでまだこんなに変われるんだとおどろきました。

 保湿効果もかなりあり、夜ハダクリエをして朝起きたときにもまだやわらかさはある程度あって、乾燥してつっぱる感じもありません。

効果が「目に見える」ことに驚き

 使って10日を過ぎたころ、朝洗面所の鏡を見ておどろきました。どう見ても顔が肌が色白になっています。体重が減ったわけでもないのに、なんだか顔の輪郭もすっきりしています。

 個人的な話ですが、一応子どもの頃は色白だと言われ続けていたのですが、歳をとって最近はすっかりシミだの肌荒れだのが増えていました。それでも自分ではなかなか気がつかないものです。あるときファンデーションを買いに行き、スタッフの方に色が合うものを頼むと色白向けのものを勧められなくなっていることに気がついて衝撃を受けました。最近はすっかりあきらめていたのですが、ハダクリエの効果は、それが少し元に戻るかもしれないと期待を持たせてくれるのには十分な効果でした。

 実は、今回の効果をチェックしょうと肌を拡大してチェックできるカメラを使ってみたのですが、一回だけでは拡大してチェックしても日立のWebサイトやパッケージで効果がうたわれているほどの効果が確認できていませんでした。あまり効果がなのかなぁと思ったのですが、一回だけでもあきらかに肌は潤っているし、肌のやわらかさに感動して、毎日「デイリーコース」を使い続けました。

 そして、10日ほど使ったあともう一度チェックすると、毛穴の根元にあった赤みがかなり消えていて、毛穴が締まっている感じがします。これだけ違うと色も白く見えるはずだとかなり納得がいきました。

使用初日の洗顔後。拡大してみると、毛穴の根元が広がっていて、赤味がかなり強いようです。こんなにも酷い状態なことにかなりショックでした約10日間試用したあとの同じあたりの状態。赤味がひいて、毛穴も目立たなくなっています
ハダクリエの保湿効果は、角栓パック後の荒れやすい肌にも効果的。これは角栓パックシートをはがした直後の状態その後、モイストアップまで行なって潤った鼻周辺。キメがある程度整って、肌が落ち着いています

 個人的には半信半疑、どのぐらいの効果があるか不安だったのですが、「目に見える」結果には正直かなりおどろきました。クレンジングだけでなく、保湿まで効果がアップさせられるハダクリエ。エステ一回分の値段で買える、かなりお得な美顔器だといえます。





2009年10月29日 00:00