家電製品ミニレビュー
テスコム「ヒゲトリマー MF41」
日本テスコム「ヒゲトリマー/MF41」 |
男性なら、誰しもがしたことあるヒゲ剃り。筆者の場合、気になったときや打ち合わせがあるときに剃るくらいで、あまりマメに剃る方ではない。そんな私がたまにヒゲを剃らなくてはならないときに使っている日本テスコム「ヒゲトリマー MF41」を紹介しよう。
メーカー | 日本テスコム |
製品名 | ヒゲトリマー MF41 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
希望小売価格 | 3,465円 |
購入価格 | 2,525円 |
ヒゲトリマーは、T字剃刃を持つ電動シェーバー。単四形乾電池で駆動し、154×27×31mm(高さ×幅×奥行き)、重量48gとヒゲ剃りよりも少し大きく、いわゆる電動シェーバーよりも小さく、使い勝手はヒゲ剃りに近い感覚だ。またマニュアルによると、駆動時間は週1回3分の駆動で、約半年となっている。
乾電池を内蔵する作りだが、胴回りはスリムで持ちやすい | 使用する乾電池は単四形2本 |
価格帯としては実売2千円前後、希望小売価格も3,465円と電動シェーバーの中ではかなり安い。ヒゲを剃るという目的の商品ではないこともあるが、低価格化に成功した背景にはシンプルな仕組みがある。ヒゲトリマーはいわゆるシェーバーというよりも、ヒゲ剃り用電動バリカンという呼び方が正しい。小型モーターで2枚の刃を高速クロスさせるという仕様はバリカンそのものだ。キレイに剃るのではなく、ヒゲを整えることが目的に設計されているのだ。
剃刃のアップ。バリカンの刃の並びと同じだ | 小型モーターの先端部を動かしているところ。高速回転しているのがよくわかる |
ヒゲトリマーには3種類の付け替え式スタイラーが用意されている。広範囲をカットできるシェープスタイラー、細かい部分やカーブラインの処理などに活躍するセットスタイラー、そしてシェープスタイラーに装着して好みの長さでカットできるトリミングコーム。シェープスタイラーとセットスタイラーの刃はともにチタンコートされている。
ヘッド部分。左からセットスタイラー、トリミングコーム、シェープスタイラー | 本体やや上部にある目印をひねってヘッドを取り替える | トリミングコームの上部には3段階の長さ調節用つまみがあり、0~2の目盛りがある。数値が大きいほどヒゲが長く残る |
まずシェープスタイラー。刃渡り約40mmと広く、頬やアゴのヒゲの処理に向いている。電動シェーバーほどではないが深くヒゲを剃ることもできるので、従来のヒゲ剃りとしても活用可能だ。またトリミングコームを装着すれば、ヒゲの長さを均一に整えられる。長さは3段階で切り替え可能で、目安になるような表示はないが感覚としては「五分刈り」「三分刈り」といった感じだ。
セットスタイラーは胴回りとほぼ同じ幅で、鼻の下や唇付近の細かい部分のカット、微細なカーブを描きたいときに活躍する。端を上手く使えば、鼻の穴周辺の毛の処理もできてしまうため、非常に小回りが利く。
実際にカットしてみた。まずはけっこう便利なトリミングコームからだ。今回は長さがバラバラのヒゲを、つまみ2に設定して長さを均一に揃えた。
トリミングコームの当て方は写真の通り。アゴのラインに沿って動かすとよりイイ感じに整えられる | トリミングコームを使用する前のアゴヒゲ。長さがバラバラで美しくない | 使用後のアゴヒゲ。長さが均一になってマーベラスな雰囲気になった |
次はシェープスタイラー。このとき、出かける先がちょっとヒゲにうるさいところだったので、本来の用途ではないがすべてカットすることになった。刃の当て方は皮膚に対して垂直かやや傾けたくらいが理想。剃刃面積があるため、ざっくばらんにカットしたいときも便利である。
整えたアゴヒゲを惜しみつつ、カット開始 | 意外と深く剃れる。マメに剃れば普通のヒゲ剃りとしても使えてしまうのだ |
鼻の下や唇周辺は皮膚表面を平らにしにくいため、セットスタイラーが活躍する。こだわったデザインをするときにもっとも活躍するヘッドで、刃の幅が短いこともあり、剃っている部分の確認もしやすい。
インパクトのあるヒゲを作るときは、セットシェイバーの出番 | 口端部分のヒゲはほとんど残し、そこから先の部分は少しだけヒゲを残すといった細かいことも可能だ |
ヒゲトリマーはヒゲの手入れには最適なアイテムだ。価格もお手頃で手にしやすいところも好感触であり、ちょっとヒゲを伸ばしたいという人にはうってつけ。またヒゲ剃りとしても活用可能という一面も備えているので、カミソリから電動シェーバーに切り替えたいという人にもオススメしたい。筆者も最初はヒゲトリマーで遊んだあと、カミソリで剃っていたが、いまではすっかりヒゲトリマーだけで済ませているのだ。
2009年5月15日 00:00