片付け過ぎない片付け術
【片付け過ぎない片付け術46】夏こそ換気扇掃除!がおすすめの理由4つ
2017年 7月 20日 06:30
「年末の大掃除」の代名詞とも言える「換気扇掃除」ですが、実は夏の方が適していることをご存じですか。今回は、「夏の換気扇掃除」をおすすめする理由を4つご紹介します。夏は暑さで掃除もしたくないものですが、面倒なことをやりたくないのはどの季節も同じ。だったら、季節を味方にして少しでもラクに済ませちゃいましょう。
1:油が固まりにくいから、落としやすい
冬は気温が低いため、油汚れが固まって落ちにくくなってしまいます。冬の換気扇掃除が大変なのは、主にこれが原因です。試しに、気温の高い夏に換気扇をチェックしてみてください。油汚れが緩んで柔らかくなっていませんか。これなら、ゴシゴシこすらなくてもスッと落とせますし、強い洗剤を使わなくても、重曹やセスキ炭酸ソーダ液で十分にきれいになることも。優しい洗剤が使えるので、手荒れも防げて助かりますね。
2:水温、気温が高いから、すすぎがラクで乾きやすい
手がかじかむように冷たい水が出る冬と違い、夏の水温は高いので、すすぐときでも洗剤や汚れが落ちやすいメリットがあります。ついお湯を使いたくなる冬よりもエネルギー費もかからず経済的で、すすぎに使う水の量も減らせて、エコでもありますね。また、丸洗いした部品を乾かすときも、気温が高いために自然乾燥が早く済むのも嬉しいポイントです。
3:夏休みなら、家族に手伝ってもらいやすい
年末年始のお休みはゆっくり過ごしたいけど、日数が少なくてせわしないというご家庭なら、夏休みの方が時間を取りやすく、家族の協力を仰ぎやすい場合も。パパや子どもたちにお手伝いをお願いすれば、ママも楽チンですね。我が家の高校生の息子も、冬休みは短いわりに宿題が多いのでなかなか手伝ってもらえませんが、夏休みなら日数に余裕があるので、気持ちよく手伝ってくれますよ。
4:夏に掃除しておけば、冬は汚れが半分に
そうは言っても「やっぱり年末の大掃除で1年の汚れを落としたい!」という人もいるかも知れません。それでも、夏に1度きれいに掃除しておけば、冬までに溜まる汚れはこれまでの半分になります。油が固まって落としにくい冬の換気扇掃除の手間も半分に減るので、大掃除がグンとラクになりますよ。
まとめ
汚れには、それぞれ適した落とし方があります。「油は低温で固まりやすい」という性質に注目すると、気温や水温が高い夏の方が換気扇掃除に適している理由が分かりますね。「換気扇掃除は年末の大掃除で」という思い込みを手放すことで、やっかいな換気扇掃除がラクになります。
ただし、猛暑の時季には、室内でも熱中症などに注意が必要です。こまめに水分を取る、クーラーなどで室温を調節するなど、十分に気を付けて作業してくださいね。