片付け過ぎない片付け術
【片付け過ぎない片付け術45】溜まる「古タオル」縫わず・切らずに活用
2017年 7月 13日 06:30
「掃除やリメイクに使おう」と取っておいた、たくさんの「古タオル」が収納スペースを圧迫していませんか。今回は、溜まった「古タオル」を、縫わずに切らずにどんどん活用できる仕組みをご紹介します。使いたいときにすぐ使えるので、消費のペースがグッと早くなりますよ。縫って雑巾にしたり、切ってウエスにする手間もないので、溜まったタオルを早く使い切りたい人はぜひ参考にしてくださいね。
必要最低限の「古タオル」は、「もしもの備え」に
「古タオル」は、子どもが吐いたときや、タオルが雨で乾かなかったときの予備として数枚ストックしておくと安心です。また、災害用避難袋にも数枚入れておくといいですね。
それ以上余っている場合は、「しっかり使って捨てる」サイクルを心掛けると、古タオルを家に溜め込まずに済みます。使う場所ごとに分けておけば、収納場所も省スペースで済み、使いたいときにすぐに使えるのでどんどん消費できますよ。
例1:玄関にストックすれば、雨の日に大活躍
玄関に数枚ストックして、雨の日の足拭きやカバン拭き、玄関マットの濡れや汚れ防止に使います。子どもが泥んこになって帰って来たときも、玄関に古タオルがあれば、すぐにきれいにしてあげられますね。タオルがひどく汚れたら、そのまま玄関の床を拭いて捨てればOK。我が家では、雨の日に家族が出掛けるときに持たせるタオルもここから使います。
例2:リビングにストックすれば「家具の移動」がラクラク
フェイスタオルなら、リビングの窓の近くにストックして窓拭きに使うのが定番ですが、バスタオルなどの大物は「家具の移動の下敷き」に使うのもおすすめです。これは引越し業者さんから教えてもらいました。ソファやテーブル、チェストなどを動かすときに脚の下に敷くと、家具がスムーズに動かせて、さらに床の傷つき防止にピッタリ。大きなタオルなら家具の脚2つ分をカバーできることも。汚れたり破れたりしたらお役御免にしましょう。古くなった子ども用のタオルケットや毛布なども使えます。
例3:キッチンで、床の油ハネ防止や揚げ油の処理に
古タオルを小さく切ってウエスにすれば、キッチンでの使用機会もたくさんありますが、切るのが面倒なら空の牛乳パックに詰めて使用済みの揚げ油を吸わせたり、大きいタオルなら揚げ物の際に床に敷いて油ハネ防止に使えます。床に敷く場合は滑らないように、特に小さいお子さんには注意しましょう。
例4:ゴミ箱近くにストックして、生ゴミや割れ物処理に
スイカの皮のように水分が多くてかさばる生ゴミは、新聞紙に包んで捨てるといいですが、最近は新聞を取っていないお宅も増えています。そんな場合は古タオルを活用しましょう。気になる生ゴミを古タオルに包んでビニール袋へ入れれば、タオルが水分を吸収して、水漏れやニオイを軽減してくれます。また割れた食器など危険物を包んで捨てるのにもピッタリです。
まとめ
私の実家にも、捨てられないタオルがたくさん、使い切れずに押し入れを占拠していました。取っておく心理の1つに「まだ使えるのにもったいないから」がありますが、使わないなら、その保管スペースが逆にもったいないのです。しまい込むのではなく、「すぐに使える場所」へストックし、どんどん使った方が、スペースも古タオルも有効活用できます。
また、せっかく古タオルを再利用しても、それをまた洗って使うと、いつまでたっても手元からなくなりません。早く使い切りたいなら、予備を数枚とっておく以外は、ガッツリ使い、潔く手放すことで、「古タオルが多すぎる」状態から抜け出せますよ。