ぷーこの家電日記

第504回

寝正月の後はインフルエンザでさらに寝る

年始早々低空飛行で始まった私ですが、1月も中旬に入った只今も絶不調。ファッションなどの流行には全然乗っかれないのに、今大流行りのインフルエンザに罹患してしまったのである。7年ぶり2回目か3回目かのインフルエンザA型。

大体鬼門は生理前なのだ。ホルモンバランスが崩れるこの時期、身体的精神的に色々不調をきたす月経前症候群。それだけではなくこのホルモンバランスがグッと変わるタイミングは免疫力が低下するらしく、疲れやストレスが重なると、やたらと風邪を引きやすい。前回のインフルエンザ罹患も、去年のコロナ感染も、昔の化膿性乳腺炎も全部その時期に患っている。

朝目を覚ましたら熱っぽくだるい。

「うーん、今日はやらなきゃいけないことがある」と頭では分かっているものの、体が辛くて2度寝した。

昼過ぎに起きて熱を測ると38.5℃で、39℃も無いのに全身の筋肉と関節が痛い。この痛みには覚えがある。風邪じゃない。コロナでもない。あいつだ多分インフルエンザのA型だと思った。そしてその瞬間から家庭内別居開始である。体は丈夫だけれど熱に弱い夫は、普段滅多に風邪など引かない分、37℃超えただけでもうこの世の終わりみたいにヘナヘナと寝込む。インフルエンザなんて患ってしまったら正気でいられると思えない(笑)。「1週間解散!」と宣言して私は再び寝込んだ。

体調が悪い時は寝ても寝ても寝られるもので、あっという間に1日が終わったけれど熱は全然下がらないし、体が痛い。翌朝1番に病院に行くことにして、とにかく寝た。夜中に寒気がすごくて、布団の中でガタガタ震えが止まらなくなった。身体中の筋肉や関節が痛い。肋骨の間なんて贅肉しかなさそうなのに痛い。もうこれ絶対にインフルエンザA型じゃん! と確信に近い実感。

朝起きて熱を測ると39℃ジャスト。前もって病院に連絡を入れて、徒歩5分弱の病院まで歩いて行く。着いたら中には入らずにインターホンを鳴らしてくださいと言われていたので、押すとすぐに出てきてくれて裏口から案内され、さっと検査をしてくれた。検査待ちの10分程度を外で待機していると、先生が出てきてくれて「久々ですねー。今回はA型でした!」と、マジックの種明かしのように明るく報告してくれる。そして丁寧な説明もしてくれた。病気の時しか会わないけれど、むしろインフルエンザの時くらいしか会わないけれどこの先生が私はめちゃくちゃ好きだ(笑)。

その後お会計も終わり、20分程度で終了。早く薬飲んで寝たい。処方箋は病院から隣の調剤薬局に直接届けてくれて、私は調剤薬局の前で待機することになった。感染症対策万全だ。

調剤薬局の前で待つこと10分ほど、薬剤師の方が出てきて、「薬の説明を印刷するためのプリンターの調子が悪くて、もう少し待ってください」と言われた。私の方が少しは詳しいと思うので、「プリンター見ましょうか?」と喉元まで出てきたけれど、いやいやいや困るだろうとグッと飲み込みじっと待つ。寒空の下、もっと厚いダウンコート着てこれば良かったと少し後悔した。

結局30分待っても誰も出てこないしどうしていいのやら、熱もあるので朦朧としながら途方に暮れていると、病院の裏口から看護師さんが別の人の処方箋を届けに出てきたので、「さ、先ほどの者ですが、30分以上待ってるんです」と泣きそうにすがったら、薬剤師を呼んできてくれたのだけれど、開口一番「プリンターの調子が悪くてぇ……」と言われて、(それはさっき聞いたわ!)と心の中で悪態をつきながら、「あと、どれくらい待てば良いですか?」と聞いたら、「じゃぁ、これもって別の薬局行ってください」と処方箋を返された。

「え?」と耳を疑ってしまったし、「この30分は?」と詰めたい気持ちもあったけれど、何せ元気がない。「近くの調剤薬局どこにありますか?」と聞いたら、「どこでもいいです」と言われたので、「ごめんなさい。普段行かなくてあまり知らないので、近くに調剤薬局あれば教えてください」と言い、そのまま教えてもらった数100m先の調剤薬局に行った。

その薬局では処方された薬が1つ在庫切れで、最初の調剤薬局に薬を取りに行ってもらうという手間と時間までかけさせてしまい、500m圏内の外出なのに、家を出て帰るまでに結局2時間弱かかったのである。あー、過酷な旅だった。家に帰って熱を測ると案の定39.5℃まで上がっていた。貰った薬を飲んで、コートと毛布と布団に包まって寝たら、薬が効いたのか爆睡。目が覚めた時はすっかり暗くなっていた。その時熱は40.3℃。40℃超えてくると逆に「おー! 来たね来たね! もう一声!」みたいな変なテンションになってしまう(笑)。

薬を飲んで1日半くらいすると、急激に体が楽になってきて、薬の凄さとありがたみを感じる。解熱剤なんて、飲んだ直後からドバーッて汗だくになって熱が引くのが分かるので体感できる効果に感激さえしてしまうレベル。7年前のインフルエンザの時はタミフルを処方されたけれど、今回はゾフルーザという1回飲めば良いだけの薬を処方してもらって、回復までがかなり早くなった気がする。

そして7年前のインフルエンザの時は、夫にLINEで報告したら「分かった。ご飯食べてくるから大丈夫だよ」と、自分の心配しかできなかったのに、「飲み物買ってきたから置いておくよ! 食べられそうなもの?」と、別人レベルの進化を遂げていて隔離生活ながら色々介助してくれた。

おかげで私はただ寝込むことに専念できてとてもありがたかった。進化していないのは私だけだ。こんな高熱を乗り切る体力が今後も続くか分からないわけで、患わない自分に早く進化しなければなぁと、かなり反省しているのでありました。私が言っても説得力ないけれど、みなさま健康にはどうぞお気をつけくださいませ。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。