ぷーこの家電日記

第403回

11月は部屋の片付け月間。そろそろやりたいホームパーティー

11月中旬。あと1カ月半で今年が終わるだって!? と結構衝撃的でビビってしまう。子供の頃は「何年生の何学期」みたいな区切りもあったし、何より生きてきた年数が少ないもんだからとにかく体感時間が長いし鮮明だった。それが大人になり社会人になって、区切りもなければ体感時間は短くなる一方だし、それでも単発でというか、どこに行った何をしたみたいなイベントとかはあって思い出とリンクしていた。

ところが、この1年半ずっと家に篭っていただけなので、時期とかイベントとかが絡んでの思い出と時間がすっぽりないのだ。普通に楽しく暮らしているのだけれど、結構時間軸的な感覚がすっぽり抜け落ちたような感覚で、あと1カ月半で今年が終わると思うと、狐につままれたようなとても不思議な気持ちになるのです。

コロナ禍になる前まで、我が家には結構な頻度で友人や義妹家族などが遊びに来てくれていた。一緒にご飯を食べお酒を飲み、泊まって遊んで……そんな感じだったんだ。元々片付けや家事が好きではないし結構苦手な私。この「定期的に人が来る」というのがとても良かった。嫌でも片付けなければいけないし、むしろ片付けるために人を呼んでいるといっても過言ではないような(笑)?

そんな家に1年半以上人が来ないとどうなるでしょうか? 中々にヤバいことになる(笑)。床置きの物が増えて部屋は狭くなり、「猫が喜んでいるし、まぁいっかー」と、あちこちに段ボールが転がり、そろそろ買い替えたいと思いながらも「別にまだ使えるし」とボロボロのソファやテーブルを使う日々。そして家にいるだけでもなぜか少しずつ増えて行く物たち。

この頃、東京でもコロナ感染者数が一気に減って落ち着いて、そして以前と同じとまではいかないけれど、かなり動き出した生活。そんな中「そろそろ会えるね!」と声をかけてもらえるようになってきた。うん、私も会いたい! と思いながら、今の部屋には人を呼べる気がしない。

先日家のチャイムが鳴り、「火災報知器の定期点検です」ってインターホンで言われた時には、完全に忘れていて卒倒しそうになった。「す、すみません! ちょっと他の部屋からお願いします」ってお願いして、夫と2人で15分で「いっそげー!」ってフル回転で片付けをした(笑)。

でも、やっとのことで待ちに待った友人や親戚たちとの交流が復活できそうになってきている。「姪っ子たちとのクリスマス会、今年はできるかもよ? とりあえずそれができるように部屋を整えようぜ!」と夫と立ち上がったワケです。断捨離と模様替えだ。我が家には床にゴロゴロと瓶が置かれている。ふるさと納税で届いた焼酎や、飲みかけの他の飲み物などなど。恥ずかしながら酒瓶だらけだ(笑)。

それを収納する棚を一つ設置して……、よしそれはDIYで作ろう。キャスター付けて瓶類入れて床掃除もやりやすく。独身時代からの腐れ縁的な、場所は取るけど収納力のない家具は捨てよう! 新たに一つチェストは置いてごちゃごちゃしたものはきれいに整頓しよう。

そして1番重症なのはソファだ。とても気に入っていたのだけれど、私よりも猫たちが気に入ってしまって、爪研ぎでソファは中が見えるほどボロッボロ。さらに1年半前に引き取ったお爺ワンコがまぁ、ソファの上でよく粗相をしてくれる。厚めのマルチカバーなどでディフェンスして、毎日洗濯したりしているものの、絶対に人様を腰掛けさせるわけにはいかないのだ。何てったって布製だもの。家のソファを買い替えなければまず人は呼べない。そして次は絶対に合皮のソファ! 布だけはやめておく(笑)。ネットや近所の家具屋で物色したり、粗大ゴミの引き取り依頼を出したり。目標はクリスマス会開催だ!

整頓と同じくらいの重要課題がニオイ問題。動物がいるとどうしてもニオイが出てくる。我が家は猫3匹と犬1匹。床は雑巾掛けしていたり、ソファは捨てるとしても、まぁそこそこ気になったりするわけだ。パナソニックのジアイーノの脱臭効果はかなり気に入っているので普段から使っているけれど、家具、特に布物にはどうしてもニオイが染みつくので、いつも誰かしらが膝の上に乗っているの私のパソコンチェアなんかは結構獣臭い(笑)。

人が来る時にニオイって結構重要だ。アイリスオーヤマの布用掃除機「リンサークリーナー」もずっと気になっているのだけれど、普段の収納を考えるとまだ踏み切れていない。そんな私の現状をまるで見ているかのようなタイミングで、「猫も老犬もいるから便利かなって思って」って、除菌消臭スプレーをもらった。嬉しすぎる!

動物いると除菌スプレーとか洗剤とか、めっちゃ成分チェックしがちだし「天然素材でペットにも安心」とかって見ても、「トリカブトだって天然だよ?」なぁんて思っちゃう天邪鬼な私(笑)。「原材料:大豆(大豆脂肪酸カリウム)、水」って書いてあって「大豆!?」みたいな(笑)。名前もなるほど大豆が入った「ソイカーム」。テレワークで使っている私のデスク周りから獣の気配が消えてすごくテンション上がっているし、友人家族を呼ぶ日も近づいてきたと、片付けもますますやる気!

完全に元の生活に戻ることはないのだろうけれど、こうしてまた気が置けない人たちとご飯を食べる日が近づいてきたというのは本当に嬉しいなぁとしみじみ思っているのであります。それでもやっぱり片付けって面倒くさいなぁ(笑)。

ソイカーム公式サイト

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。