ぷーこの家電日記

第384回

ワクチン接種で楽しみが近づいてきた気分

今週は新型コロナワクチンの1回目の接種を受けてきた。もともと結構酷めのアレルギー体質なので、打つまで緊張はしていた。過去に生死に関わるほどのアナフィラキシーショックを起こしたことはないものの、極度のアレルギー反応が起きるのが怖くはある。心臓バクバクしながら「血圧上がってない!?」と思うくらいドキドキした。

でも、順番が来たら呆気ないくらいサクッと終わったし、注射針がすごく細くて痛みすら感じなかった。「全然痛くないんですねぇ!?」なぁんて思わず医師に話しかけてしまった! お静かにって感じですね?(笑)。ごめんなさい。2回目は一言も発さずに静かに受けまーす。

副反応はというと……。出ました。注射は全然痛くないし、赤くもならなければ打った場所すら分からない感じだったけれど、半日後に「あ、打った場所分かるね」くらいには痛くなってきて、翌日には筋肉痛のような痛み。「あー、はいはい。」とちょびっとニヤニヤしてしまった私。なぜならば、「副反応は若者に起きやすい」とかってニュースで見たからだ。ただいま43歳の私、副反応が出ないに越したことはないのだけれど、全く出なかったら出なかったで、複雑な気持ちになってたかも(笑)。

そして私の場合、37度程度の微熱が出た。1回目にして微熱が出たので、2回目はもう少しガッツリ来るんじゃないだろうか? 副反応はあくまでも「副」なので、通常の「反応」もしっかり起きているんだろうと思うと嬉しい。その他副反応なのか微熱で体温が上がったせいか分からないけれど、ワクチンを打った腕側の指が妙に痒くなった。その痒さで指輪をしているのが耐えられず外した。数年ぶりに外した指輪、肉が食い込んだように指に1段くびれができていて「指にも脂肪つくんだぁ」と妙なところに感心したりも(笑)。コロナ太りか? いや、コロナ前から毎年純増の優良企業並みの体だ。コロナ関係ない(笑)。

1日程度で微熱は引いて、腕の痛みはまだ続きそうな接種後3日目。1回目の接種の経緯から、2回目の接種時はもう少し酷いことになりそうなので、解熱剤と水分補給用のOS1は前もって準備しておこうと思う。あともう1つ気をつけておこうというか、気をつけていて良かったのは、夫と接種日をずらしていたこと。家族でまとめて寝込んだりするとなかなか厄介なことになりそうだ。

新型コロナウイルスが流行してこの1年半、自分でも「よく飽きないなぁ」と軽く呆れるほど家にいる。インドア派なのであまり苦痛にならなかったのは不幸中の幸いだ。気兼ねなく喋れる夫という飲み友達がいるのが大変ありがたいし、苦痛にならなかった要因かもしれない。それでも2年ほど帰省もしておらず、両親とは電話では話したりするものの、やっぱり心配だし会いたい。姪っ子家族とは数カ月に1回はお泊まり会をしていたけれど、これもずっとお預けで1年半会っていない。この1年半で姪っ子は私より背が高くなっているのではないだろうか。早く会いたいものだ。

2回のワクチン接種を終えて抗体ができたなら、少しは動けるようになるのではないだろうかと期待しつつ、早くも第5波の可能性が指摘されているし、厚生労働省は、ワクチン接種後も引き続き感染予防対策の徹底と3つの密の回避をするよう呼びかけている。せっかくここまで無事に乗り越えてきたのだから、あと数カ月の我慢くらい平気である。思いのほか早くワクチン接種ができたけれど、焦らず騒がず、職域接種が始まる前に思っていた、「来年の春頃は会えるかなぁ……」くらいの気持ちでいたほうが良いのかもしれないなぁ。

家族以外でも「落ち着いたら飲もうね!」と言ったきり全然会えていない友人もたくさん。会いたい人や行きたい場所がどんどん増えてはいるけれど、「私、もともと出不精じゃん? コロナ前だって、約束ごとが苦手で億劫だったじゃん?」と気付いている(笑)。

忙しいときに「次に休みが取れたらあれもやりたいこれもやりたい」と思いながら、いざ休みが来るとダラダラ過ごして何もせずに終わった……みたいな状況と似ている。それでも、「また今度」と言いながら会えなくなるかもしれないという現状を受け止め、もう少し自由に動けるようになったら、無駄に面倒くさがらず会えるときに会いたい人にしっかり会おうと決めている。

そのためにも遊び回れる気力と体力を付けるべく、今は体を鍛える時期である(笑)。アフターコロナはこの1年半で学んだことを忘れず、人や時間を大切に過ごしていきたいなぁと思っている。人の性根はなかなか変わらないし、果たしてそんなにガラッと変われるかも分からないけれど、生活も元には戻らないだろうし、私も変化と進化を続けていくぞー!

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。