ぷーこの家電日記

第244回

とうとう畑を借りちゃった! 貸し農園で夢の自産自消への第一歩

 何にでも飽きっぽい私。色々手を出してはブームが去ると憑き物が取れたように興味が遠のいていく。そんな事を繰り返していたけれど、ここ何年も続いていて、むしろどんどん加速して行っているブームがある。それが家庭菜園だ。「これは趣味と言っていいんじゃない?」と、2年ほど前から言い出して、今年は「私の趣味は家庭菜園です」と、確信を持って言うようになって来た。飽きる気がしない。

 野菜を育てるのが楽しくて楽しくて、どんなに忙しくても、私の癒しというかすくすく育っていく姿に、もう1人のペットみたいな感覚があるのかもしれない。とは言え育ったら食べちゃうんだけど(笑)狭いベランダで所狭しと色々育てている私の口癖は「畑が欲しい」である(笑)。

 秋に入ると来年の4月から2年間使える区民農園の抽選があるので応募するぞ! と、心に決めながらベランダ菜園に勤しんできた。区民農園や市民農園はどこの自治体も結構な倍率らしくて、昨今家庭菜園は大人気。

 区民農園には駐車場がないので、歩いて行ける農園は限られていて、目ぼしい農園にターゲットを決めていたのに、2年前の秋に応募するのを忘れてて、気付いた時には締切日の数日後だった。めっちゃくちゃショックだったけど、あれからもう直ぐ2年。「今年こそ忘れないぞ!」と畑のことばっかり考えてたら、畑への情熱がどんどん加熱して、「抽選で外れたらどうしよう」「4月まで待てない!」くらいの勢いになっていって、民間の区画貸し農園を暇つぶしのように探してた(笑)。

 価格は自治体運営の菜園よりはだいぶ高いけれど、農具やなどが常設されていて手ぶらで通えるし、アドバイザーの方がいて畑初心者の私にも心強い。「植える作物を自分で選べる」「歩きで行ける。もしくは駐車場がある」と言う、私の最重要2項目を満たしてくれる農園を見つけて、早速先日畑見学の予約を入れたのだ。

 道具や肥料のほか、「苗も全て準備します」という農園が多い中、自分で好きなものを栽培できる数少ない(私調べ)農園が「体験農園マイファーム」だった。見学の予約もサイトから簡単にできる。見学前日には夫始め友達からも「絶対契約して帰ってくるね」と断言される私。

 普段休みの日はのんびり昼くらいまで寝ちゃったりするんだけれど、シャキーンと朝早くに起きてからウキウキ畑見学。予約完了メールに注意書きで「農地なので、こちらの住所をナビ設定しても該当しない場合がございます。」と書いてあったけれど、農地だからか我が家のカーナビが古いからか、案の定住所を入れてもカーナビ設定ができない。辿り着ける気がしない(笑)。

 そこで、スマホのアプリ「Yahoo!カーナビ」を使ってみた。夫が時々使っていて、「めっちゃいいよこれ。」と言っていたんだ。私は普段ホームセンターに行く時と友達の家に行く時位しか運転をしないので、使った事がなかった。Yahoo!カーナビをインストールしてみて、住所を入れるとバッチリ場所を認識してくれて、安心してレッツゴー! 夫が使うので、スマホのホルダーは車に取り付けてあったのだ。

 無事に畑に着いて、アドバイザーの方とお話ししたり、他の方が育ててる野菜たちを見たりと、1時間くらい楽しく見学した。「この人はトマト好きだなー」とか「多品目で色とりどりで可愛い」とか、それぞれ個性も出ていて、いい感じの自由度と広さとアクセスの良さ、そしてアドバイザーの方の豊富な知識と性格の良さに惚れ惚れしちゃって、その場で申し込みしちゃった(やっぱり!)。

 これで私も畑デビューだ! 秋冬野菜の植え付けが始まる前に、アドバイザーの方に教えてもらいながら土作りをしたり、栽培計画を立てたり、家で育苗したりとワクワクウキウキ。そしてまだ植えてもないのに、頭の中で収穫祭を想像してニマニマしてる。そして友達に「野菜取れたから持っていくよ!」なんて言ってる姿も(笑)。

 と言うことで、運転することも増えるだろうしと、「Yahoo!カーナビ リモコン」を買ってみた。ハンドルに取り付けるタイプのリモコンで、スマホやタブレットとBluetoothで接続されて、直接スマホを操作しなくてもカーナビを操作できるのが嬉しい。

 リモコン2,800円とスマホホルダーだけで、こんなに高性能なナビが手に入るとか、なんて恐ろしい時代だ! 私としてはすっごくありがたいけれど。そして、Yahoo!カーナビのアプリの設定で「自宅」と「職場」にそれぞれ自宅の場所と畑の場所を登録した(笑)。これでボタン一つで畑に出勤(?)であーる。

 目下の悩みは、もっと色々育てたいので、もう1区画借りちゃうか!? というところ。夫は「この勢いで近々絶対に借りてる」と読んでいる。はてさてどうなることやら……(笑)。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。