ぷーこの家電日記

第184回

平均年齢54歳! 生まれて初めてディズニーランドに行ってきた!

 週末に私の両親が上京した。目的は先日入籍した兄夫婦の家族顔合わせだ。私の父はもうすぐ69歳になるのだが、まだ現役バリバリで働いているので、普段ふらっと東京に来ることはない。前回両親が東京に来たのは、4年前。私が「結婚する」と夫を紹介する時に来てくれた。その時は一緒にはとバスに乗ったりして東京を観光したっけ。

 普段実家でしか顔を合わせないので、自分が迎える側になった時に、どこに連れて行っていいのやら分からない私。いつも私たちを優先してくれているので、私は両親の行きたい所や見たいものをあまり知らないような気がする。慣れなくて、迎えるときにはなぜかちょっと緊張する(笑)。

 上京するときは、航空券とホテルがセットになったパックを使って来る両親。今回は「うちに泊まれば?」なんて言ったけれど、「セットになっている方が安いし気も使わなくていいからいいのいいの」と、今回もホテル付き2泊3日のパックを予約していた。

 そして上京することが決まって数日後、「今回は、前のホテルが取れなかったのよー」と言いながら、泊まるホテルの場所を連絡してきた。「お母さん、それうちからめちゃ近所だよ!」と偶然に驚く。そして、「お父さんが行ったことないっていうから、着いた日にディズニーランドに行こうかと思って」と母。手頃なパックツアーが無かったのか、はたまた敢えて取ったのかは分からないが、ディズニーランドのチケットも付いたパックを予約したらしい。

 「じゃぁ、空港まで車で迎えに行くよ。車に荷物積んでおけばいいし、そのままディズニーランドに行こう!」と、私たち夫婦も一緒にディズニーランドに行くことに。

 実は私、生まれてこのかた、一度もディズニーランドにもシーにも行ったことがない。結構近くに住んでるのに行ったことがない。人ごみも好きではないし、何かに並んだりするのもあまり好きではない。なので特に興味もなかったんだ。興味もないもんだから、何も知らない。広さも雰囲気もまるで知らない。行くと決まったら、無性にワクワクしてきた!

 行ったことないけれど、色々下調べとかしておいた方がいいんだろうか? とも思ったりもしたけれど、私たち夫婦と我が両親、平均年齢54歳御一行様(笑)。そんなに大はしゃぎでアトラクションに乗ったりすることも無いだろうなっと思い「ま、いっか」と下調べ皆無(笑)。

 羽田空港から東京ディズニーランドまでは40分位。まずは広すぎる駐車場にびっくりした! この駐車場には何台の車が止まるのだ!?調べてみたら、ディズニーランド用8,000台、ディズニーシー用4,500台、ランド&シー共用2,500台。なんと1万5千台!? 入る前から駐車場でめっちゃびっくり。駐めた場所忘れたら二度と車を見つけられない気がする!

 そしていざ夢の国へ踏み込んだ。もう入った瞬間からテンションが上がる。いい季節だし、お花は綺麗だし、たくさんいる人全員が笑顔だし! 楽しい。猛烈楽しい。まだ何もしてないのに心が高まってめちゃくちゃ楽しい! 夫の目もキラキラしてる。完全に夢の国の魔法にかかっている私たち(笑)。

 広い夢の国をてくてく。見るもの全てが可愛い! ひたすら歩いて写真撮ってキャッキャとはしゃぐ平均年齢54歳御一行様(笑)。この頃携帯をスマホに変えた両親も、写真をたくさん撮りながらはしゃいでる!

 並んでアトラクションに乗らなくても十分に楽しめるね! と、結局ひとつもアトラクションには乗らず。ショーを見たり、食事したり。食事を済ませて外に出ると、ちょうど目の前でパレードが始まって感激! 噂に聞いてたディズニーのパレード、すごい!

 夕方にはくたくたになる程歩いて、夢の国の壮大さと楽しさに完全に虜になってしまったのであります。

 上京した目的の顔合わせを翌日に控えていたので、夜のパレードや花火はまたいつかの機会に。ということで夕方に引き上げた。夜一緒にご飯を食べてから帰ったけれど、まだまだ気持ちは夢の国の中。

 この夢が覚める前にと、その日に撮った写真をスマホで選んで、「ディズニーランド2017年5月」というタイトルで「nohana(ノハナ)」でフォトブックにしてみたよ。2週間ほどで届くと思う。日常に戻った両親も喜んでくれるといいな。きっと「どうやって作るの?」と聞いてくるはず! スマホに慣れてきたところなので、夏に帰省したときには、アプリも教えてあげようと思う。

 父が仕事引退したら、用事がなくても遊びにきてくれることも増えるだろうから、その時は一緒にディズニーシーかな。まだまだずっと元気でいて欲しいと、切実に願ったのであります。

 余談。私の母から夫は「似てる! めちゃくちゃ似てる!」と言われているミスターポテトヘッド(笑)。夫は母からミスターポテトヘッドのキャンディーボックスを買ってもらって、大変喜んでおります(笑)。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。