ぷーこの家電日記

第185回

意外な地域限定商品に出会えるのが楽しい! 旅先ではスーパーに行くべし!

 「ぷーこの家電日記」今回で185回を迎えますが、「家電でてこないじゃーん!」とよく言われます。「ぷーこの家電も出てくることもある日記」が正しいですね(笑)。

 さてさて、私がまだまだ若かりし頃、結構な頻度で出張に行ってた。4、5年で20都道府県程かな。仕事の合間に全国各地の美味しいものを食べることができたりして楽しかった。きりがないからと、途中からは買うのをやめちゃったけど、最初のうちは色んなお土産を買って帰ったりするのも楽しかったんだ。

 まだ新人に毛が生えた程度の私に、お客さんもすごく良くしてくださって、仕事はもちろん美味しいお店や名産品なんかも教えてくれた。そんなある日名古屋出張の時に、「名古屋らしいものがいいなら、近くにスーパーあるから昼に連れてってあげるよ」と言われたんだ。

 す、スーパー!? って正直驚く私。良く分からないままスーパーに行くと、なるほど! そう言うことかぁって感じで、その地方でしか売ってないものが並んでる。私は自分と友達用に寿がきやのみそ煮込みうどんの袋麺を買って、あとは八丁味噌を母親に。父親の転勤の関係で4年程名古屋に住んでたことのある母親は「懐かしい!」と喜んでた。地元のスーパー楽しい!

 それがきっかけで、私は今でも旅行の時は、近所にスーパーを見つけて入る。何が売ってるかなーとスーパーを見て歩くのが大好きなのだ。地元福岡に帰った時もスーパーに寄って自分用とお土産用にたくさん買い込んで、さらに持って帰るのが面倒なので宅急便で送る。

 ポテトチップスは「九州しょうゆ味」が一番美味しいと思ってるし、袋麺の「うまかっちゃん」も外せない。刺身醤油がきれそうな時は醤油なんかも買っちゃう。さすがにアイスクリームの「ブラックモンブラン」は買えないけど……。

 お土産らしくないお土産に笑われたりするけれど、地域限定商品は結構好評だったりする。また、それを探すのがとても楽しいのだ。お土産商品として用意された「地域限定」とは違う地域限定商品。それをもっと知りたい!

 去年新潟に旅行に行った時、ホテルにチェックインしてまずスーパーに行った。さすがに酒どころ新潟。スーパーでも地酒がてんこ盛り。たくさん買い込んだ(笑)。

 サッポロビールの新潟限定の「風味爽快ニシテ」。普通の缶ビールの値段で買える普通のビールだけれど新潟限定。クラフトビールとは違う喜び。気持ちの問題かもしれないけれど、旅行感上がる! そして「なにこれ!?」と見つけたのが亀田製菓の「サラダホープ」。初めて見た! 新潟限定のあられで、新潟県民にはおなじみらしい。さくっと軽い感じで美味しい。お土産にももってこい。

 仙台に行った時はスーパーに行けなかった。でもコンビニで、日清のどん兵衛の「芋煮うどん」が売っていたのを見た。東北限定らしい。すごい東北の感じ出てるけど、本当はもっと「え? 全国区じゃないの?」って地元民が言っちゃうほど日常に染み込んでいるものを探したいんだよなぁ。

 そして先日北海道に行ってきた。去年の仙台での野球観戦がすごく楽しくて、「来年は北海道で野球見ようか」と言っていたんだけれど、コツコツとマイルを貯めて、北海道まで野球を見に行ってきた。

 野球に行く前に「スーパーに行こう!」とホテル近くのイオンに行った。私の家の近所にもあるイオン。全国各地にあるイオン。その全国区のイオンの中に、地元らしいものはあるのか!?

 まずは生鮮食品コーナー。メロンがたくさん売ってる! とは言え、夕張メロンなんてほとんど売ってない。茨城産メロンだ。夕張メロンはさすがに2万円程する。行者にんにくはたくさん並んでる。こちらでは普通に食卓に上るのだろうなぁ。お魚コーナーは「ここスーパー!?」ってレベルで並んでて、さすが海の幸美味しい北海道!

 生鮮食品は持ち帰れないので別のコーナーへ。唐揚げ粉じゃなくて「ザンギミックス」とかある! 原材料の小麦粉も北海道産。スープカレーの素も何種類もある! レトルトカレーも「北海道」の文字がずらっと並んでる! これぞスーパー! テンション上がる。

 噂には聞いたことがある「やきそば弁当」も、大判という大盛りもサイズも含めると6種類もあった! 私にとってUFO位しか知らなかったやきそばが、大人になってペヤングの存在をしり、今ここでやきそば弁当に出会っている。全国津々浦々面白い。

 結局、北海道限定のビール「サッポロクラシック」とお菓子コーナーで見つけた、かっぱえびせんの山わさび味を買って、球場に向かった。

 スーパーで色々見ながら、「おお、これ初めて見た! 北海道限定じゃない?」なんて言いながら、「あれ? ただの期間限定? 北海道限定?」と、だんだん混乱して分からなくなってくる(笑)。期間限定のトラップに何度もかかりながらも、やっぱり旅行先のスーパー巡りは楽しいのであります。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。