美味しく「手抜き」クッキング
第131回
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あんかけの水溶き片栗粉がダマになりにくいコツ
2025年2月21日 06:30
料理の仕上げに水溶き片栗粉でとろみをつけることがあります。とろみをつけることで舌触りがよくなったり、あんかけが麺や具材と絡みやすくなったりするほか、料理が冷めにくくなる効果があるからです。
しかし、水溶き片栗粉を加える際にダマになってしまって、味に問題はないもののガッカリとした気持ちになった方もいるかもしれません。今回は、「水溶き片栗粉がダマになりにくいコツ」をご紹介します。ちょっとしたコツで、あんかけやスープがなめらかに仕上がりますよ。
水溶き片栗粉の割合
水溶き片栗粉の割合はレシピによって異なります。水と片栗の割合を同量にしたり、水を2倍量にしたりなどです。
水溶き片栗粉は加熱によって水分が蒸発するときにとろみがつくため、片栗粉と水を同量にすると早くとろみがつきますが、一方でダマになってしまう可能性があります。水の量を多くした「水:片栗粉=2:1」にすることで、ゆっくりととろみがつくためダマになりにくくなります。
加える前によく混ぜる
あらかじめ水溶き片栗粉を用意しておくこともあると思いますが、時間が経つと片栗粉が沈殿するため、よく混ぜてから加えないとダマになりやすいです。
混ぜながら少しずつ加える
水溶き片栗粉を煮汁に加えるとき、一部に偏ってしまうと、ダマになりやすいです。煮汁を菜箸などで絶えず混ぜながら、水溶き片栗粉を少しずつ加えるとなめらかに仕上がります。