美味しく「手抜き」クッキング

第29回

冷凍保存もOK! 手軽にできる作り置き「ひじきと枝豆煮」

乾燥ひじきと冷凍枝豆を使い、手軽に作りましょう

何種類ものおかずを毎日作るのは大変ですが、冷蔵庫に常備菜があれば、盛り付けるだけで立派な1品になります。今回は作り置きにもぴったりのメニュー「ひじきと枝豆煮」をご紹介します。火の通りやすい具材を使うことで、短い煮込み時間で作れますよ。

ひじき煮は、ニンジンや油揚げなどの具材を加えることも多いですが、根菜を入れると煮込み時間が長くなってしまいます。下処理済みの冷凍枝豆を活用して、手軽に作ってみましょう。仕上げにカツオ節を加えることで、旨味をプラスします。乾物であるひじきは長期保存もできるので、ストックしておくと便利です。

基本の材料

<材料(2~3人分)>
・乾燥ひじき:20g
・冷凍枝豆(さや付き):120g
・カツオ節:5g
・サラダ油:適量

▼調味料A
・水:大さじ3
・料理酒:大さじ1
・醤油:大さじ1
・砂糖:小さじ2

<材料の注意事項>
・ひじきには芽ひじきと長ひじきがありますが、どちらを使っても構いません
・料理酒が無ければ、代わりに水を加えてください

今回は芽ひじきを使用しました

ひじきを水で戻す

ボウルにひじきを入れ、約800ml(分量外)のたっぷりの水に30分ほど浸して戻します。戻し時間を10分ほどに短くしたい場合は、沸騰直前くらいまで沸かしたお湯を使いましょう。戻したひじきはザルに上げて水を切り、流水でサッと洗います。

ひじきがふっくらとするまで、たっぷりの水で戻します

枝豆と調味料を準備する

ひじきを戻している間に、枝豆を準備します。耐熱容器に冷凍枝豆を入れてラップを掛け、600Wの電子レンジで2分30秒加熱しましょう。部分的に解凍されてない場合は、10秒ずつ様子をみながら再加熱します。粗熱が取れたら、さやから豆を取り出しましょう。また、調味料Aを混ぜ合わせておきます。

ひじきを戻している間に枝豆をさやから取り出します

ひじきを炒める

鍋にサラダ油を引き、水を切ったひじきを入れます。中火に掛け、ジューッと音がしてきたら約1分炒めましょう。ひじき全体に火がよく通るように、菜箸で混ぜ合わせることがコツです。煮込む前に炒めることで、ひじきの磯臭さを和らげることができます。

全体に火が通るように菜箸でよく混ぜながら炒めます

調味料を入れて煮る

鍋に枝豆、調味料Aを加え、沸騰したら火を弱めてふつふつした状態を保ち、ときどき混ぜながら約3分煮ます。カツオ節を加えて混ぜ合わせ、火を強めて煮汁を飛ばすように約2分加熱したら完成です。煮汁の量が半分になる程度を目安にしましょう。出来上がったひじきと枝豆煮は、冷蔵保存で3日、冷凍保存では2週間を目安に食べ切るのがおすすめです。

具材が浸るくらいの煮汁が半分になるように水分を飛ばします
じゅん

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。