美味しく「手抜き」クッキング

第23回

カットしめじで包丁いらずの「マーボーしめじ」。ニンニクなしでも豆板醤で満足感

豆腐がなくてもボリュームたっぷりの1品です

包丁を使わずに作れるメイン料理は洗いものも少なく、時間に余裕がない日にぴったり。今回はカットぶなしめじを使った「マーボーしめじ」をご紹介します。ぶなしめじの代わりにしいたけ、舞茸など、ほかの種類のきのこを使ってもOKです。

マーボーにはニンニクを使うことが多いですが、このレシピでは使わないため、翌日に予定がある日などニオイが気になる場合にもおすすめです。ニンニクなしでも豆板醤のピリ辛味が満足感を高めてくれます。

基本の材料

<材料(2人分)>
・カットぶなしめじ:200g
・豚ひき肉:300g
・チューブしょうが:小さじ1
・ゴマ油:大さじ1

▼調味料
・水:150ml
・醤油:大さじ1
・砂糖:大さじ1/2
・顆粒鶏ガラスープの素:大さじ1/2
・豆板醤:大さじ1/2

▼水溶き片栗粉
・片栗粉:小さじ2
・水:小さじ2

<材料の注意事項>
・石づきの付いたぶなしめじを使う場合は、2株を目安にしてください
・しめじ以外のきのこを使う場合も分量は同じです
・辛い味が苦手な場合は、豆板醤を味噌に変更してください

カットぶなしめじを使うと包丁いらずでお手軽です

調味料と水溶き片栗粉を準備する

調味料の水、醤油、砂糖、顆粒鶏ガラスープの素、豆板醤を混ぜ合わせます。顆粒鶏ガラスープの素が浮かびあがることがありますが、ダマになっていなければ完全に溶けていなくても大丈夫です。調味料とは別に片栗粉と水を混ぜ、水溶き片栗粉を作ります。

先に調味料と水溶き片栗粉を用意しておくとスムーズに調理できます

豚ひき肉を炒める

フライパンにゴマ油を引き、チューブしょうがを弱火で30秒ほど炒め、香りが立ったら、豚ひき肉を加えます。中火に変えて豚ひき肉をほぐし、フライパンの全面に広げたら、1分ほどそのままにして加熱しましょう。そのあと、ときどき混ぜ合わせながら、8割ほど火が通るまで炒めます。

豚ひき肉を混ぜすぎないことで、火の通りが早くなります

ぶなしめじを加えて炒める

中火にしたまま、フライパンにカットぶなしめじを加えます。豚ひき肉から染み出た油が絡むように混ぜながら、ぶなしめじの表面にツヤが出るまで1分ほど炒め合わせます。

ぶなしめじがツヤっぽくなるまで炒めます

調味料を流し入れ、仕上げにとろみを付ける

中火のまま混ぜ合わせた調味料を加え、グツグツしてきたら2分加熱します。ときおり混ぜながら、豚ひき肉とぶなしめじに火を通しましょう。水溶き片栗粉を軽く混ぜてからフライパンに回し入れ、手早くかき混ぜてとろみが付いたら完成です。

水溶き片栗粉は、少し時間が経つと片栗粉が沈殿してしまうことがあります。フライパンに加える前に、もう一度混ぜ合わせるのがポイントです。また、料理の温度が低い状態で水溶き片栗粉を加えると、上手くとろみが付きません。グツグツした状態で回し入れ、手早くかき混ぜましょう。

水溶き片栗粉を回し入れたら、手早く混ぜ合わせることがポイントです

じゅん

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。