美味しく「手抜き」クッキング

第17回

めんつゆで簡単! 夏の常備菜にぴったりな「オクラのお浸し」

さっぱりと食べられる副菜です

味付けはめんつゆだけの簡単メニュー「オクラのお浸し」の作り方を、オクラの下処理方法と併せてご紹介します。夏でもさっぱりと食べられるので、冷蔵庫にあるとうれしい一品です。

初めて作るときはちょっと面倒に思えるオクラの下処理も、慣れれば手早く行なえます。下処理をすると食感や舌ざわりが良くなり、グッとおいしくなりますよ。

基本の材料

<材料(2人分)>
・オクラ:2袋(15~16本)
・塩:小さじ1/2
・めんつゆ(2倍濃縮):50ml
・水:100ml

<材料の注意事項>
・塩の量は目安で、量る必要はありません
・3倍濃縮のめんつゆを使う場合の分量は、めんつゆ30ml、水120mlです

だしから作るつゆも美味しいですが、今回は簡単にめんつゆを使います

ヘタの上部とガクを包丁で取り除く

ヘタの上部を包丁で少し切り落とし、ガクの周囲を薄く包丁で剥きます。この2つの固い部分を除くことで、食感よく仕上がります。

オクラを下茹でするときは、オクラのヘタをガクから切り落とすのはNG。タネの入っている隙間へ湯が入り込み、水っぽい仕上がりになってしまうため、ガクは切り落とさずに茹でましょう。

写真右が、上部とガクの周囲を除いたオクラです

板ずりして産毛を取り除く

オクラをまな板の上に並べ、塩を全体に振り掛けます。両手でオクラを上下にゴロゴロと転がして、表面の産毛を取り除きます。産毛が残っていると食感に影響しますので、取り除くのがおすすめです。

塩を振り掛けて、まな板の上で転がすと産毛を取り除けます

熱湯でオクラを茹でる

鍋で湯を沸かし、塩を付けたままのオクラを入れます。茹で時間の目安は1分~1分半。オクラが大きい場合は2分ほど茹でます。茹でたらザルに上げ、冷水に浸して粗熱を取りましょう。

今回は、シャキッとした食感を残したいため、茹ですぎには注意します。塩を付けたまま茹でると下味がほどよく付き、なおかつ色鮮やかに仕上がります。

短時間で茹でて、シャキッとした食感を残します

漬け汁に浸す

オクラの粗熱を取っている間に、めんつゆと水を混ぜて漬け汁を作ります。粗熱が取れたオクラはしっかりと水気を切ってから、漬け汁に浸しましょう。そのあと、冷蔵庫で1時間以上冷やして完成です。

食べる直前に、お好みで食べやすい大きさにカットします。オクラを食べて残った漬け汁は、炒め物の味付け、煮物の煮汁、汁物などに活用してくださいね。

余ったオクラは漬け汁に浸したまま、冷蔵庫で3日ほど保存可能です。夏の常備菜におすすめですよ。

漬け汁には丸ごと浸し、食べる前にカットします

じゅん

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。