美味しく「手抜き」クッキング

家計の味方“豚ひき肉”で作る節約レシピ。ふっくらジューシーな「甘辛肉団子」

手頃な豚ひき肉を使った「甘辛肉団子」

手頃な価格の豚ひき肉は、炒め物、焼き物、煮込み料理など、活用の幅が広い食材です。安いときにまとめ買いして冷凍しておくと、いろんな料理に使えるうえ、食費を節約できますよ。

今回は、豚ひき肉を使った「甘辛肉団子」の作り方をご紹介します。パン粉を加えてしっとりした食感に仕上げます。ふっくらジューシーな肉団子は食べ応え十分で、育ち盛りの子どもや男性も満足するメニューです。

基本の材料

<材料(2人分:直径3cmの肉団子16個分)>
・豚ひき肉:250g
・玉ネギ:1/4個
・パン粉:1/2カップ
・マヨネーズ:大さじ1
・塩:小さじ1/4
・コショウ:少々
・サラダ油:適量
▼甘辛タレ
 ・醤油:大さじ1
 ・砂糖:大さじ1
 ・水:大さじ1

<材料の注意事項>
・パン粉がない場合は、6枚切食パン約1/2枚をおろしがねですりおろします
・パンが薄くてすりおろしにくい場合は、ロールケーキのように丸める、または2~3回折りたたむとすりおろしやすくなります

写真のパン粉は、食パンをすりおろしたものです

タネをしっかりと練る

玉ネギはみじん切りにするか、スライサーで薄切りにします。スライサーを使うと薄くスライスされ、みじん切りのようにひき肉と混ぜ合わせやすいうえ、包丁とまな板を使いたくないときにも便利です。

ボウルに豚ひき肉、塩を入れ、粘りがでるまでよく練り合わせたら、玉ネギ、パン粉、マヨネーズ、コショウをすべて加えて混ぜ合わせます。パン粉が水分を吸収し、保水性が高まるためしっとりと仕上がります。

豚ひき肉は、冷蔵庫から取り出した直後のものを使います。室温に戻すと、混ぜている間に手の温度で肉の脂が溶け出しやすくなり、仕上がりのジューシーさが失われます。さらに美味しく仕上げるなら、氷水を張ったボウルにタネの入ったボウルを重ね、低い温度を保ちながら混ぜましょう。

写真のタネには、スライサーで薄切りにした玉ネギを使っています

タネを丸める

タネを直径約3cmの大きさに丸め、油を引いたフライパンに並べます。すべて丸め終わったら、中火に掛けましょう。

タネを丸めてから火に掛けます

肉団子に焼き色を付ける

フライパンを中火に掛け、菜箸で肉団子を転がしながら表面に焼き色を付けます。ガス火の場合、肉団子の位置によって火の通りが異なるので、火の通りが良い場所と悪い場所の肉団子を入れ替えながら焼いていきましょう。表面に焼き色が付いたら弱火に変更して、中心部まで火を通します。

火が通ったかを確認するときは、一度肉団子の中央を爪楊枝で刺して肉汁を出します。肉汁が透明であれば火が通っており、赤い場合はまだ生焼けのため、加熱の時間を長くします。肉団子に火が通るまでは、7~10分ほどかかります。

ガス火の場合は、肉団子の位置を入れ替えながら加熱します

甘辛タレを回し掛ける

肉団子が入ったフライパンに、醤油、砂糖、水を混ぜたタレを回し掛けます。火を中火に変更して、タレを沸騰させて水分を飛ばしながら、肉団子を転がして全体に絡めましょう。タレにとろみが付いたら出来上がりです。

タレの水分を飛ばしながら、肉団子に絡めていきます

じゅん

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。