美味しく「手抜き」クッキング

第9回

在宅期間のランチにおすすめ! 冷凍ブロッコリーで手軽に作れる「プーリア風ブロッコリーのパスタ」

最近は、在宅勤務をしていらっしゃる方も多いかと思います。外でランチや会食をしていたときと違って、3食とも自分で用意するのは大変ですよね。そんなときにおすすめなのは、手軽にできるパスタメニューです。

今回は、冷凍ブロッコリーを使った「プーリア風のブロッコリーパスタ」をご紹介します。ブロッコリーを柔らかくなるまでレンジ加熱し、ツナ缶と合わせてソースにしたパスタです。包丁を使わず、洗い物も少ないので、パパッと済ませたいランチタイムにぴったりです。

ブロッコリーをたっぷりと食べられるパスタです

基本の材料

<材料(1人分)>
・スパゲティ:100g
・水:1L
・塩:小さじ1
・冷凍ブロッコリー:小房6~9個分(100~120g)
・ツナ缶(油漬け):1缶
・チューブニンニク:2~3cm分(小さじ1/2)
・スパゲティの茹で汁:おたま1杯分(50ml)
・塩:少々
・コショウ:少々
・オリーブ油:大さじ1
・粉チーズ:小さじ1

<材料の注意事項>
・ツナ缶は汁ごと使います
・冷凍ブロッコリーはフォークで潰れるほど柔らかくするため、パッケージに記載されている時間よりも長く加熱します

作り方に慣れるまでは、材料を全て用意してから作り始めるのがおすすめです

冷凍ブロッコリーを電子レンジで加熱し、柔らかくする

冷凍ブロッコリーは耐熱容器に入れ、ふわっとラップをしたら、600Wの電子レンジで5~6分加熱します。このあと同じ耐熱容器に具材を追加していきますので、ボウルや丼など容量の大きなものを用意するのがおすすめです。

ブロッコリーのサイズが大きい場合は、十分に柔らかくならないことがあります。フォークで触れて固ければ、電子レンジで再度加熱しましょう。レンジ加熱では、下部にある具材が温まりやすいため、途中で上下を返すと全体がムラなく温まりますよ。ブロッコリーが柔らかくなったら、フォークの背を押し付けて潰しましょう。

スパゲティと絡みやすくなるように、小さく潰します

スパゲティを茹でる

鍋に水1Lと塩小さじ1を入れて火に掛けます。沸騰したら、スパゲティをパッケージ記載の時間通りに茹でましょう。湯が沸くまでに時間が掛かるため、ブロッコリーを電子レンジで加熱している間に鍋を火に掛けます。

スパゲティの茹で汁はソースに使うため、捨てないようにしましょう

ソースを作る

ブロッコリーが入った耐熱容器にツナ缶を汁ごと入れ、チューブニンニクを加えて混ぜ合わせます。スパゲティが茹で上がる1分前に、茹で汁をお玉1杯分(50ml)すくって、ブロッコリーへ加え、よく混ぜ合わせましょう。スパゲティのデンプンが溶け出した茹で汁を加えることで、ソースとスパゲティの馴染みが良くなります。

ソースの具材をよく混ぜ合わせます

スパゲティとソースを和える

茹で上がったスパゲティはザルに上げて湯を切り、ソースの入った耐熱容器に加えます。そこへ、オリーブ油、粉チーズを加えてよく混ぜ合わせ、味見をして塩、コショウで味を調えましょう。

ソースとスパゲティが馴染むように、よく混ぜ合わせます

美味しく見える盛り付け方

スパゲティを盛り付けるときは、トングやスプーンとフォークを使ってお皿の中央へ持っていき、少しひねりながら盛り付けると、お皿に立体感が出ます。スパゲティは、2~3回に分けて上に積み重ねましょう。

高く積み重ねるように盛り付けると美しく見えます

イタリア南部のプーリアで親しまれているブロッコリーのパスタ

イタリア南部にあるプーリアでは、くたくたに茹でたブロッコリーで和えたパスタが食べられています。ニンニクと唐辛子を入れたオリーブ油に、柔らかく煮て潰したブロッコリーを加えてパスタと和えたシンプルな料理で、アンチョビやベーコンなどを加えることもあります。ピリッと辛い味わいが好きなら、今回ご紹介したレシピに唐辛子を加えるなど、自分好みにアレンジしてみてくださいね。

唐辛子やアンチョビを使うときは、ツナを入れるタイミングで加えます

じゅん

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。