美味しく「手抜き」クッキング

第8回

冷凍ポテトをアレンジ! 包丁不要で5分で作れる「ジャーマンポテト」 ~おつまみにもピッタリ

 おかずがもう一品ほしいと思っても、品数を増やすのはなかなか大変ですよね。冷凍ポテトとソーセージで作る「ジャーマンポテト」は、包丁を使わず、あっという間に出来上がるメニューです。お酒のおつまみにもピッタリですよ。

 意外にも冷凍ポテトは、フライドポテトだけでなく、炒め物や煮物など、いろいろな料理に使える食材なんです。保存もきくので、ストックしておくと重宝します。

カット済みの冷凍ポテトなら、包丁を使わずにジャーマンポテトが作れます

基本の材料

<材料(1人分)>
・冷凍ポテト:100g
・ソーセージ:3本
・チューブニンニク:1cm分
・塩:少々
・コショウ:少々
・サラダ油:大さじ1

<材料の注意事項>
・冷凍ポテトは、細切りのもの、皮付きのものなどいろいろありますが、どれを使っても構いません
・ソーセージはスーパーに並ぶ一般的なタイプのほか、ミニサイズなどお好みのものを使ってください

今回は皮付きポテトで作り方をご紹介します

冷凍ポテトに焼き色を付ける

 フライパンにサラダ油を引き、火に掛けて中火にしたら、チューブニンニクを10秒ほど炒めます。冷凍ポテトを凍ったまま重ならないように並べ、細切りなら30秒くらい、皮付きなど大きめのものなら2分くらい待ちます。ポテトのフチが透明になってきたものからひっくり返し、先ほどと同じ時間加熱します。細切りなら全体で1分くらい、皮付きなら4分くらいの工程です。

冷凍ポテトを加熱すると断面が透き通ってきます

ソーセージを加える

 ソーセージは、食べやすいサイズに切り分けましょう。今回はソーセージの中心をキッチンバサミで斜め切りにして2等分していますが、お好みのサイズにカットしながら、直接フライパンの中へ投入します。小さなソーセージなら、切らずにそのまま投入してもOKです。ソーセージは1分くらい焼き、同時に冷凍ポテトも焼き色を付けてカリッと仕上げていきます。

キッチンバサミで食べやすいサイズに切り分けます

味付けする

 冷凍ポテトとソーセージに焼き色が付いたら、塩、コショウで味付けして完成です。

 ここでハーブ塩を使うと風味が加わり、味わいがワンランクアップしますよ。また、調味料棚にハーブやスパイスがあれば、乾燥ローズマリー、粉末のコリアンダーやクミンなどを加えるのもおすすめです。大人だけで食べる場合は、ピリッした辛さの粒マスタードを加えると、お酒によく合いますよ。

焼き色が付いたら、調味料で味付けします

食材を替えてアレンジ

 シンプルな食材で作るジャーマンポテトは、味のアレンジがしやすい料理です。味付けにハーブやスパイスを加えるだけでなく、サラダ油の代りにオリーブ油やバターを使っても風味が変化します。

 また、ソーセージのほかにベーコンを使用するのもおすすめです。薄切りや厚切りのものを使ったり、カリッとなるまで焼いてみたり、食材の切り方や焼き方で味わいが変化しますよ。冷蔵庫にある食材で、好みのジャーマンポテトを作ってみてくださいね。

薄切りベーコンもキッチンバサミで切り分けると手軽です

ちょっと豆知識「ジャーマンポテトは和製英語!?」

 ジャーマンポテトは、ジャガイモを主にした料理としてよく知られています。ドイツ料理だと思われていますが、実はドイツにはジャーマンポテトという料理名はありません。

 ドイツの家庭料理の中では、ジャガイモとベーコンを炒めた「シュペックカルトッフェルン」や、ジャガイモ炒めを意味する「ブラートカルトッフェルン」が日本で食べられているジャーマンポテトに近いと言われています。

ドイツではジャガイモを使ったさまざまな料理が食べられています

じゅん

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。