美味しく「手抜き」クッキング

第5回

マグカップとレンジで作る「カボチャポタージュ」 ~カボチャのカットは市販冷凍で解決!

 カボチャは、固くて包丁が入りにくいので下処理が面倒だったり、煮崩れしないように火を通すのにもひと手間掛かる野菜です。そんなときは市販の「冷凍カボチャ」を使うと、料理に手軽に取り入れられますよ。今回は、冷凍カボチャを使った「カボチャポタージュ」をご紹介します。ちょっとお腹が空いたときや、1品足りないときに重宝する、マグカップとレンジで完結するメニューです。

マグカップで作るので、洗い物も少なく済みます

基本の材料

<材料(1人分)>
・市販の冷凍カボチャ:3~4切れ
・牛乳:50ml
・塩:少々

<材料の注意点>
・上記の分量は目安ですので、お好みの量で調整可能です

目分量で作れるレシピです

マグカップにカボチャを入れ、電子レンジで加熱

 マグカップに冷凍カボチャを入れ、ふわっとラップをして600Wの電子レンジで2分ほど加熱します。

 加熱時間は、電子レンジの種類やカボチャの大きさによって異なります。時間を調整して、柔らかくなったら完了です。柔らかくなりにくいときは、フォークで柔らかくなった部分のみを潰して再度加熱すると、早く仕上がります。

冷凍カボチャが柔らかくなるまで加熱します

カボチャをフォークで潰す

 マグカップで加熱したカボチャは、皮まで柔らかくなっています。皮付きのままフォークで潰していきましょう。滑らかな仕上がりにしたいときはペースト状になるまで潰し、食感を残したいときは粗めに潰します。皮は実より固いため潰しにくく、大きく残りやすいですが、フォークで切るようにすると小さくできますよ。

 カボチャの皮が苦手な方は、皮と実の間にフォークを入れて取り除きましょう。皮を入れずに実だけで作ると、きれいな色合いのポタージュに仕上がります。

左は皮付きのまま、右は皮を取り除いて潰したカボチャです

牛乳を加えて電子レンジで加熱

 潰したカボチャに牛乳を加えて混ぜ合わせます。牛乳は、1度に加えるとカボチャと混ざりにくいため、ペーストを薄めるようなイメージで少しずつ加えましょう。目分量で牛乳を加える場合は、市販のコーンスープのとろみを目安にします。

 味見をしてから塩を加えて味を調え、ふんわりとラップを掛けたら、600Wのレンジで30秒ほど加熱して完成です。

 粘度の強いポタージュを電子レンジで加熱すると、突沸する恐れがあります。電子レンジの前で様子を見ながら、突沸しそうになったら停止ボタンを押しましょう。容量の大きなマグカップを使用すると、万が一突沸しても外にあふれにくくなります。ポタージュの液面が5cmほど下になる容量のマグカップがおすすめです。

牛乳は少しずつ加えて混ぜます

カボチャポタージュのアレンジと食べ方

 牛乳のほかに、水、豆乳、生クリームで代用できます。水を使うとあっさりとした味わいになり、豆乳では豆の風味が加わり、生クリームでは濃厚な風味になりますよ。生クリームを少しトッピングするのもおすすめです。

 また、牛乳を加えたあとにそのまま冷蔵庫で冷やすと、暑いときに食べたくなる冷製スープとして楽しめます。手元にある材料でアレンジしてみてくださいね。

生クリームを加えると濃厚な風味になります

じゅん

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。