調理の下処理

第100回

チーズが隠し味! 10分でできる「定番具材のポテトサラダ」作り方

 食卓の定番「ポテトサラダ」はいろいろな作り方がありますが、ジャガイモの加熱は、電子レンジを使って手早く行ないましょう。今回ご紹介するのは、定番具材の「ポテトサラダ」ですが、味の決め手は「スライスチーズ」です。入れるだけでコクが出て、ひと味違う仕上がりになりますよ。メニューが1品足りないときにも、短時間でサッと作れる副菜です。

定番具材のポテトサラダも、チーズでコクがアップ!

ポテトサラダに入れる具材はお好みで

 ポテトサラダに入れる具材は、ハム、ニンジン、キュウリ、茹で卵など家庭によってさまざまだと思います。今回ご紹介するレシピは、ポテトサラダの定番食材をそろえています。とは言え、具材は自由ですので、お好みで変更してくださいね。下味はスライスチーズで付け、最終的な味の調整は、塩やコショウ、マヨネーズで行ないます。

<材料(4人分)>
・ジャガイモ:2個(200g)
・キュウリ:1/2本
・玉ネギ:1/4個
・ハム:2枚
・スライスチーズ:1枚
・酢:大さじ1
・塩:少々
・コショウ:少々
・マヨネーズ:大さじ2~3

スライスチーズで下味をつけると、コクがアップする

ジャガイモの加熱中に、ほかの具材を用意

 皮付きのジャガイモは汚れを洗い流し、水を拭き取らずに1個ずつラップでふんわりと包みます。ラップでぴったりと包んでしまうと、水蒸気の逃げ場がなくなってしまうため、ふんわりと包みましょう。

 電子レンジへジャガイモを並べ、600Wで2分加熱したら、上下を返してさらに1分加熱します。ジャガイモに竹串を刺し、中心部まで柔らかくなっていたら加熱は完了です。加熱時間は、ジャガイモの大きさによって時間を調整してくださいね。

 ジャガイモを加熱している間に、ほかの材料の下ごしらえをします。キュウリは薄切りにして塩を振って揉み、しんなりしたら水気を切ります。玉ネギは薄切りにして酢に漬け、ハムは長さ3cmくらいの短冊切りにしましょう。

彩りの豊かな具材を用意すると、華やかなポテトサラダになる

ジャガイモが熱いうちに潰して下味を付ける

 電子レンジから取り出したジャガイモは、熱いまま皮を剥きます。ジャガイモは冷めると、皮が剥きにくくなってしまうため、熱いうちに剥きましょう。次にジャガイモをフォークで潰していきますが、このときスライスチーズをちぎって加え、溶かしながら潰しましょう。チーズはすべて完全に溶かす必要はありません。またジャガイモの潰し加減は、歯ごたえがあるほうが好みであれば粗めに、滑らかな舌触りが好きならペースト状にしましょう。

 次に、潰したジャガイモへ酢漬けにした玉ネギの酢だけを加えて混ぜ合わせます。ジャガイモの温度が室温程度まで下がったら、塩揉みキュウリ、酢漬け玉ネギ、ハム、マヨネーズ、コショウを混ぜ合わせ、味を調えたら完成。ジャガイモが熱いままマヨネーズを混ぜると分離してしまうことがありますので、室温程度まで温度を下げてから混ぜ合わせるのがコツです。

ジャガイモが熱いうちに皮を剥いて潰す

じゅん

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。