調理の下処理
美味しい「サクランボ」の選び方と保存方法、食べ切れないときの冷凍保存のコツ
第91回
2019年6月14日 06:00
フルーツ狩りで人気のある「サクランボ」は、5~7月が旬。「サクランボ」がスーパーに並ぶと、優しい甘味と爽やかな酸味を味わいたくなりますね。「サクランボ」は、収穫から時間が経つと少しずつ味が落ち、保存方法によっては食感や味わいも損なわれてしまいます。今回は、旬の時期にしか味わえない「サクランボ」の選び方と保存方法、食べ切れないときの冷凍保存のコツをご紹介します。
新鮮なサクランボは、皮の張りと軸の色で見分ける
サクランボは、皮が薄くて乾燥しやすいデリケートな果物です。皮に張りがあり、ツヤがあるものを選びます。太陽の光を浴びると赤く色付いて甘味を蓄えるので、全体が赤いものが良品です。皮に傷が付いているものや、変色しているものは避けましょう。また、実に付いている軸が緑色のものは新鮮な印。時間が経つと、軸は茶色に変わります。
鮮度が落ちやすいサクランボは、購入した日のうちに食べ切るのがおすすめです。当日食べられない場合でも、3日以内に食べ切りましょう。
環境の変化に弱く、冷たすぎる場所に長時間置かない
温度や湿度の環境の変化に弱いサクランボは、購入時に店舗で置かれていた環境に合わせて保存します。常温に置いてあったなら室内の涼しい場所に、冷蔵庫に入っていたなら野菜室に入れましょう。野菜室以外だと温度が低すぎて実が固くなり、味が落ちてしまいます。
サクランボはプラスチック容器で売られていることが多いですね。容器に入れたままにすると、容器の内側に結露が付くことがあります。サクランボに水が付くと傷みやすいため、容器から取り出してキッチンペーパーで包んで保存します。