調理の下処理
子どもの日に欠かせない「柏餅」を電子レンジで子どもと手作り!!
第88回
2019年4月26日 06:30
ちまきとともに、子どもの日に欠かせない「柏餅」。なぜ子どもの日に食べられるかというと、柏の葉が、新芽が出るまで古い葉を落とさないため、子孫繁栄の象徴とされているからです。今回は、子どもの健やかな成長を願う和菓子「柏餅」を、電子レンジで手軽に作る方法をご紹介します。子どもと餅をこねたり、包んだりして子どもの日を楽しんでもいいですね。
こしあんを使った柏餅の材料
柏餅にもさまざまな種類がありますが、白い餅にこしあんが包まれているものが一般的です。そのほかに、あんを包む餅がヨモギ餅のものや、中のあんに粒あんや味噌あんを使ったもの、地域によっては柏の葉ではなくサンキライの葉を使ったものもあります。今回は、一般的な白い餅とこしあんの柏餅をご紹介します。包む葉は地域で手に入りやすいものを使ってくださいね。
<材料(10個分)>
・上新粉:180g
・もち粉:20g
・砂糖:20g
・水:200ml
・市販のこしあん:200g
・柏の葉またはサンキライの葉:10枚
生地を加熱するまでの手順
生地を混ぜる前に、柏の葉とこしあんを準備しておきます。柏の葉は、乾燥品なら沸騰した湯で10分茹で、水にさらします。真空パック品なら塩漬けされているため、水にさらして塩気を抜きます。使う前に、葉の水分をキッチンペーパーでよく拭きましょう。こしあんは10等分にして俵型に丸めておきます。
耐熱ボウルに、上新粉、もち粉、砂糖を入れてよく混ぜ、水を少しずつ加えて混ぜ合わせます。粉が残らないように、木べらでよく混ぜ合わせましょう。
電子レンジで生地を加熱する
耐熱ボウルで混ぜ合わせた生地にラップを掛け、600Wの電子レンジで数回に分けて加熱します。1回目は1分、2回目は2分、3回目は3分が目安です。加熱ごとに、水で濡らした木べらで、生地をよく混ぜ合わせましょう。生地が透明感のある白色になれば加熱は完了です。3回目の加熱後も透明感が出ていなければ、再度加熱します。
加熱が完了したら、水で濡らした木べらで餅をつくようにこねるか、または耐熱性のあるポリ袋に入れ、体重を掛けながら手の平で押してこねます。ツヤが出てきてよく伸びる状態になったら、生地を直接水に浸けて粗熱を取ります。
電子レンジ以外で加熱する場合は、蒸し器を使いましょう。上新粉、もち粉、砂糖に水を加えて耳たぶくらいの固さに混ぜ、約10等分にしてから蒸し器に並べます。蒸し上がったら、10等分した生地をまとめ、ツヤがでるまでこねましょう。