調理の下処理
春を感じる野菜「菜の花」、選び方と下茹で方法のコツ
第86回
2019年4月12日 06:00
春の訪れを感じる「菜の花」は、食感が良く、ほろ苦い味わいが特徴。今回は、「菜の花」の選び方と下茹で方法をご紹介します。独特の味わいを楽しむために、お浸し、和え物、炒め物など風味を活かした料理がおすすめです。茎は固くしっかりとしているので、柔らかいつぼみとは茹で時間を調整しましょう。「菜の花」の鮮やかな緑色で、食卓が華やかになりますよ。
つぼみと色をよく見て選び、鮮度が落ちる前に食べ切る
花が開く前に、花茎と葉を切り取って収穫される菜の花。選ぶ時は、つぼみの大きさが揃っていて、密集しているものにしましょう。茎や葉の緑色が濃く、みずみずしいものが良品です。花が開きそうなものは、収穫してから時間が経っているので避けるようにします。
時間が経つにつれて鮮度が落ちますので、購入後は冷蔵庫の野菜室に入れ、1~2日以内に食べ切ります。すぐに食べ切れない場合は、下茹でしてからチャック付きポリ袋へ入れて冷凍保存しましょう。
しっかり洗って、茹でる前に食べやすい大きさに切る
つぼみや葉の内側に汚れが溜まりやすいため、ボウルに水を張り、菜の花を浸けて振るように洗います。そのあと、全体を流水で洗い流しましょう。茹でる前に根元を1cmほど切り、茎とつぼみを切り分けてから、長さ5cmくらいの食べやすい大きさに切ります。茎とつぼみは別々に置き、熱湯へ入れるタイミングを変え、茹で時間を調節します。