調理の下処理

[調理の下処理70]夏の終わりからが旬!「イチジク」選び方と皮の剥き方

「イチジク」は、優しい甘味とツブツブの食感が特長で、そのまま食べるほかにも、スイーツやサラダなどでいただきますね。今回は、「イチジク」の選び方と皮の剥き方についてご紹介します。夏から秋にかけて旬を迎える「イチジク」の、素朴な味わいを楽しんでみませんか。

 

「イチジク」の選び方と保存法

イチジクは丸みがあり、全体に色付いているものを選びましょう。軸の切り口に白い液が染み出ていると新鮮な印。また、底が少し割け、果肉が見えているものが食べごろです。保存する場合は、ポリ袋へ入れて冷蔵庫へ入れます。日持ちしないため、柔らかくなったらすぐに食べましょう。食べ切れない場合は、シロップで煮込んで、コンポートやジャムにするのがおすすめです。

 

「イチジク」の皮を剥く方法

皮を剥く方法は2つです。1つ目は、左の写真のように丸のまま軸の方から皮を剥く方法です。熟していると、バナナの皮を剥くように、手で簡単に剥くことができますよ。2つ目は、右の写真のように包丁で切り分けてから皮を剥く方法です。大きなイチジクの場合、丸のまま皮をむくと滑りやすくなるので、先に切り分けると剥きやすいですよ。

 

「湯剥き」は、熟していないときや、皮を薄く向きたいときに

イチジクの皮は、熟していないと手ではうまく剥けないことがあります。そのような場合や、皮を薄く剥きたい場合は、湯剥きがおすすめです。イチジクの熟し具合にもよりますが、熱湯に約8秒程度イチジクを浸し、そのあと水で冷やします。包丁を入れて皮を引くようにすると、薄く皮が剥けますよ。熱湯に浸す時間が長くなると、果肉が柔らかくなりすぎて皮が剥きにくくなります。1個ずつ様子を見ながら行ないましょう。

 

 

じゅん(管理栄養士)

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。