調理の下処理
【調理の下処理26】固い「カボチャ」切りやすく、味を染みやすくするコツ
2017年 7月 11日 07:30
1年中手に入る「カボチャ」は、皮が固くて下処理が面倒と感じることも多いもの。今回は固い皮をもつカボチャを、切り分けやすく、味を染み込みやすくする下処理法をご紹介します。カボチャは、果肉が厚く色が濃いものをを選びましょう。カット済みのものなら、種が密集しているものがおすすめです。
傷ませないコツ:できるだけ早く、ワタを取り除く
スーパーでは、カットされたカボチャをよく見掛けますね。カボチャは丸のままだと保存が効くのですが、カットするとワタから傷みやすくなります。すぐに使わないときは、購入後、早めにワタを取り除きましょう。カボチャのワタはスプーンでくり抜くようにすると、取り除きやすいですよ。
切り分けやすくするコツ:電子レンジで加熱する
カボチャは固いため、包丁が途中で止まってしまったり、手を切りそうになったりと、切り分けにくい野菜ですね。電子レンジで加熱し、柔らかくすると切りやすくなりますよ。カボチャのワタを取り、耐熱容器へ入れてラップをするか、直接ラップをします。カボチャ400gに対し600Wの電子レンジで2分加熱が目安です。
煮物にするときのコツ:皮を部分的に取り除く
煮物にすると美味しいカボチャですが、皮が厚いため味が染み込みにくいという難点も。味を染み込みやすくするためには、皮をところどころ剥きましょう。カボチャの平らな断面を下にして安定させてから、皮を包丁で削るように剥きます。また、ワタの繊維が残っていると口当たりが悪くなりますので、同時に包丁で切り取りましょう。
カボチャの保存
丸のままのカボチャは、涼しい場所なら2カ月ほど保存可能です。カットされたものは、ワタを取りラップを掛けて冷蔵庫へ入れ、1週間以内に調理しましょう。このほか、食べやすい大きさに切って、チャック付き保存袋へ入れて冷凍するのもおすすめです。調理するときは、冷凍のまま加熱しましょう。