調理の下処理

【調理の下処理15】トマトソースや離乳食に!トマト「皮剥き」4つの方法

トマトを皮付きのまま加熱すると、薄皮がところどころ浮いて見た目が悪くなったり、食べたときに皮が口に残ってしまったりしませんか?今回は、トマトの薄皮を上手に剥く方法を4つご紹介します。どの方法でも最初は、包丁でトマトのヘタを取り除き、お尻の部分へ十字に浅い切り込みを入れるところからスタートします。その後は、湯剥き、直火、冷凍、レンジの4つのいずれかで加熱して、皮を剥いていきます。

 

【方法1】湯剥きする

湯剥きは、トマトの一般的な皮剥き方法です。鍋へトマトが浸るぐらいの水を入れて沸騰させます。皮へ切り込みを入れたトマトを熱湯へ10~20秒浸してから取り出し、氷水へ浸けましょう。薄皮が弾けたところから皮を剥きます。トマトの表面に熱を加えることで、皮が自然に弾けて剥きやすくなります。トマトの中心部は火が通っていないので、果肉の食感をそのまま残すことができます。

 

【方法2】直火であぶる

トマトを直火であぶると、薄皮が破けて皮を剥きやすくなります。皮に切り込みを入れたトマトはヘタを取り除いた部分にフォークを刺し、コンロの火で全体をあぶりましょう。フォーク周辺をあぶるときはヤケドをしないように注意してくださいね。薄皮が破けたら氷水へ浸けて皮を剥きます。湯剥きと同様に、果肉の食感を残したいときに向いている方法です。

 

【方法3】冷凍する

使い切れないトマトは冷凍保存が便利ですよ。冷凍トマトは、解凍途中で皮がキレイに剥けます。トマトを冷凍するときは、ヘタを取り除き、お尻部分へ十字に浅い切り込みを入れ、ラップで空気が入らないように包みましょう。冷凍トマトへ流水を掛けると、切り込みを入れた部分から皮が剥けますよ。トマトを冷凍すると、果肉の細胞が崩れて水分が多く出るため、トマトソースなどの用途に適しています。

 

【方法4】電子レンジ加熱する

電子レンジで湯剥きをする方法です。耐熱容器へ水を張り、皮へ切り込みを入れたお尻を下にしてトマトを浸けます。ラップはせず、600Wの電子レンジで3分加熱しましょう。そのあと、トマトを氷水へ浸けて皮を剥きます。電子レンジ加熱では、食材の中心部へ熱が入るため、トマトの果肉に火が通り柔らかくなります。そのため、ほかの方法よりも皮が剥きにくいという欠点がありますが、果肉が潰れやすくなるので、トマトソースや離乳食作りに最適です。

 

 

じゅん(管理栄養士)

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。