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100均手ぬぐい1枚で簡単手作り!お揃いの「ミニバッグ」と「巾着袋」

前回、100均の手ぬぐいで作るエコバッグをご紹介しましたが、手ぬぐい1枚で、2種類の違う袋物を作ることもできますよ。今回は、手ぬぐい1枚から作る、お揃いの「ミニバッグ」と「巾着袋」をご紹介しましょう。手ぬぐいを2つに切り分けるだけなのでムダが出ず、少ない工程で作れます。ミニバッグへスマホとお財布を入れ、巾着袋へコスメを入れて、ちょっとしたお出掛けにいかがですか。

 

◇100円ショップの手ぬぐいで簡単!かわいくて便利な「エコバッグ」縫い方
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/lifestyle/1163417.html

 

出来上がりサイズと、用意するもの

<出来上がりサイズ>

・ミニバッグ:約22cm×33cm×10cm(縦×横×マチ)
・巾着袋:約21cm×15.5cm(縦×横)

 

<材料と道具>

・手拭い:1枚(今回は縦87cm×横35cmのものを使用)
・ミニバッグ用持ち手テープ:約76cm(38cm×2本に切っておく)
・巾着袋用ヒモ:約58cm
・ヒモ通し用器具
・ミシン糸
・アイロン
・ハサミ

 

<あると便利な道具>

・まち針
・チャコペンなど印付けの道具
・定規

 

巾着袋の上部にヒモを通すときには、ヒモ通し用の器具を使います。手芸店や100円ショップの手芸コーナーに売っています。まち針や印付けの道具、定規などは、ミシン縫いの前に布を固定したり、縫い線のガイドを書いたりするときに、あると縫いやすくなります。

 

工程1:手拭いをミニバッグ用と巾着袋用に切り分ける

手ぬぐいに折り目が付いていたら、アイロンを掛けて平らに伸ばしましょう。アイロンの温度や当て布の有無などは、手ぬぐいに付いている説明に従ってください。アイロンを掛けた手ぬぐいを、表面が上になるようにして縦長に置き、上端から62cmのところをハサミで切り離します(写真左)。上の62cmの部分でミニバッグ、下の25cmの部分で巾着袋を作ります。次に、ミニバック用の布の上端のミシン目の部分を切り落とします(写真右)。また、タグなどが付いているなら、それも切り落としておきましょう。

 

工程2:<ミニバッグ>手拭いを袋状に縫い、縫い代を開く

まずは、ミニバッグから作っていきましょう。手ぬぐいは、表面が上になるようにして縦長に置いて下半分を上に折り上げ、短い辺を合わせます。次に、左右の辺の布端から1cmのところを、縦にミシンで直線縫いします(写真左)。縫い始めと縫い終わりは返し縫いをしておきましょう。縫い終ったら、縫った脇の縫い代をアイロンで左右に開いておきましょう。このとき、底になる「わ」の部分の縫い代は、きれいに三角形に折っておきます(写真右)。

 

工程3:<ミニバッグ>持ち手を付け、袋の口を仕上げる

袋状にしたバッグの口部分を2cm幅で3つ折りにして、アイロンを掛けておきます(写真1)。次に、38cmの長さの持ち手用テープを1本用意し、バッグの中心から左右に6cm離れた位置へ、テープの両端を下側から1cmずつ差し込み、まち針で留めます。反対側の面にも同じようにもう1本のテープを差し込んでまち針で留め、三つ折りの下側の布端から0.5cmのところを、ミシンで直線縫いします。縫い終わりは、縫い始めの上に1~2cm重ねて縫ってから返し縫いをしておきましょう(写真2)。次に、縫い付けた持ち手テープを折り上げ、まち針で留めます(写真3)。今度は、袋の口から0.5cm下のところをミシンで直線縫いします。テープの上を縫うときは、その部分だけ返し縫いをして補強し、縫い終わりは縫い始めに1~2cmほど重ねて返し縫いをしておきます(写真4)。

 

工程4:<ミニバッグ>マチを縫い、表に返して完成

次にマチを縫います。今回は幅10cmのマチを作ります。袋の脇の縫い代を開いた状態で袋の角をつまみ、きれいな二等辺三角形になるように、アイロンで整えましょう。三角形の底辺部分が、脇の縫い目を中心に5cmずつ、計10cmになるように(写真左)、ミシンで直線縫いします。ミシンで縫った長さがマチの幅になるので、お好みでマチの大きさを変えてもいいですね。マチが縫えたらバッグを表に返し、形を整えて完成です(写真右)。

 

工程5:<巾着袋>袋状に縫い、縫い代を開く

残りの布で、片絞りタイプの「巾着袋」を作りましょう。詳しい作り方は、以前ご紹介していますので、そちらを参考にしてください。ここでは大まかな手順を説明します。

 

まず布の表面を上にした状態で横長に置き、左端を右端に合わるように、横に2つ折りしましょう。次に、右端と下の布端から1cmのところをL字にミシンで縫い、縦長の袋状にします。このとき、右端の上から7cmは縫わずに空けておきます。縫い始めと縫い終わりは返し縫いをしましょう(写真左)。縫い代はアイロンで左右に開きます。7cm縫い残した部分も、縫い代と同じように折って、アイロンを掛けておきましょう(写真右)。

 

◇入園・入学準備に!100均材料で、簡単『巾着袋』作り方&マチ付け方2種類
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工程6:<巾着袋>ヒモの入れ口を縫い、ヒモを通して完成

次に、7cmの縫い残し部分は、折り端から5mmのところをミシンでコの字に直線縫いします(写真1)。開き止まりの部分は返し縫いをしておきましょう。袋の上端を1cm幅に1回折り下げ、次に2cm折り下げてアイロンを掛けます。下側の折り線から2~5mmくらい上のところをミシンで直線縫いしてヒモ通しを作ります(写真2)。このときも、縫い始めと縫い終わりにしっかりと返し縫いをしておくと、ヒモの摩擦でミシン目がほつれてくるのを防げます。最後に、ヒモ通し用器具などを使って、巾着用のヒモをヒモ通しへ通します(写真3)。表へ返し、ヒモの両端をしっかり結べば、出来上がりです(写真4)。お好みで、ミニバッグのようにマチを作ってもいいですね。

 

 

nontroppo

ライフオーガナイザー。ズボラでも簡単にすっきり暮らすための収納や、生活の仕組み作りを模索中。
料理、お菓子作りのほかに、洋服やインテリア小物なども手作りするのが好きです。
高校生の息子の母です。