暮らし
1000人に聞いた「所有の時短家電」「購入時の重視点」「ほしい時短家電」
2018年 6月 15日 14:15
ロボット掃除機などの「時短家電」を活用している人も多いのでは?今回は、20~69歳の男女1000人に聞いた、時短家電の購入で重視するポイント、使用状況、購入予定についての調査結果をご紹介します。「時短家電」の所有率と購入予定のトップ5は、どちらも同じ家電が1位にランクイン。外出先からスマホで操作できる「スマート家電」の所有率についても結果が明らかになりました。
家電購入の重視ポイントは「低価格」と「高品質」
インターネットリサーチのマクロミルが、全国20~69歳の男女1,000人へ聞いた「家電に関する調査」で、「購入時の重視するポイント」を尋ねたところ、1位は「価格の安さ(66.3%)」、2位は「品質の高さ(53.5%)」となりました。このほか、「サイズ感」「メーカー・ブランド」「省エネ性」など、大きさや見た目、機能も上位に挙がりました。
時短家電の所有率、高いのは「30~40代」
次に、ロボット掃除機を始めとする「家庭における時短家電の所有状況」を調べたところ、全体では11.9%が所有していることが分かりました。年代別の内訳は、20代が9.7%、30代が14.8%、40代が13%、50代が8.8%、60代が12.4%となり、「家事や育児に忙しい30~40代」と「年代が高い60代」の所有率が高めという結果になりました。
家庭で使われている時短家電トップ5
また、家庭に時短家電がある人119人を対象に「家庭で所有している時短家電」について、以下12の選択肢を提示し、複数回答で尋ねました。
- ロボット掃除機
- 電気ケトル
- 食器洗浄機
- スチームアイロン
- 乾燥機付き洗濯機
- ブレンダー・フードプロセッサー
- 多機能オーブン
- 電気調理鍋
- 電気圧力鍋
- 衣類乾燥機付き除湿機
- ロボット拭き掃除機
- その他(自由回答)
トップ5は1位「ロボット掃除機(66.4%)」、2位「電気ケトル(58%)」、3位「食器洗浄機(52.9%)」、4位「スチームアイロン(37.8%)」、5位「乾燥機付き洗濯機(32.8%)」となりました。
時短家電の購入予定は、現在の所有の有無で大きな差
さらに、時短家電の「今後の購入予定」について聞くと、全体で27.8%が購入意向を示しました。現在、時短家電を所有しているかで見ると、時短家電を所有している人の購入予定は47.9%、時短家電を所有していない人では25.1%で、すでに時短家電を所有している人は、その便利さを実感しているからか、所有していない人に比べ購入予定が約2倍高くなりました。
今後購入予定の「時短家電」トップ5は?
前の質問で、時短家電の購入予定がある278人に対して「今後購入予定の時短家電」について、「所有している時短家電」と同じ選択肢から選んでもらいました。その結果、トップ5は1位「ロボット掃除機(37.1%)」、2位「食器洗浄機(23.7%)」、3位「電気ケトル(21.2%)」、4位「スチームアイロン(20.9%)」、5位「多機能オーブン(19.4%)」となりました。現在、所有している時短家電と同様、ロボット掃除機の人気の高さがうかがえます。
家庭における「スマート家電」の所有率、20~30代で高め
続いて、インターネットに接続し、家の外からスマホ操作などができる「スマート家電」について、「家庭におけるスマート家電の所有状況」を尋ねました。所有率は全体で6.2%となり、時短家電よりも所有率は低い結果で、年代別に見てみると20代が9%、30代が9.7%、40代が4.8%、50代が4.7%、60代が4%となり、20~30代の所有率が高いことが明らかになりました。
スマート家電家電への「期待」と「不安」
スマート家電に対する「期待や不安」を自由回答で聞いたところ、さまざまな意見が集まりました。一部抜粋してご紹介します。
◇期待すること
- してほしいことを言うとその通りに動いてくれるから、小さい子ども、老齢者、障がいのある方がいる家庭には役立つと思う(51歳・女性)
- 家に帰ってくる前にエアコンやストーブが付けることで、部屋に帰ってすぐに快適な空間を得られることを期待したい(24歳・男性)
- 外出時に家の中が見えると安心する(40歳・女性)
◇不安なこと
- システムエラーがあった場合のメンテナンス等は、時間問わずスムーズに対応してもらえるのか(34歳・男性)
- 大変便利だとは思うが、スマートフォンの調子が悪かったり、故障したり、機種変更した場合は、手続き等が面倒な気がする(46歳・女性)
- 家庭の生活時間や情報のセキュリティーの面が不安。個人情報や不在、帰宅時間、家計具合などの情報が漏れないか(45歳・女性)
まとめ
時短家電は家事や育児に忙しい30~40代を中心に、またスマート家電は20~30代の若い世代を中心に所有している人が多いことが分かりました。今後、ますます増えていくスマート家電については、期待を膨らむ一方、システムエラーやスマホのトラブルなどに不安を感じる人もいるようです。便利さと安全性の高さが広く知られるようになれば、年代を問わず多くの人がスマート家電を活用するようになりそうですね。
◇家電に関する調査。「時短家電」や「スマート家電」の購入意向は?(マクロミル)
https://honote.macromill.com/report/20180614/