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700人調査、勤務時間ほぼ同じ「共働き夫婦」でも、家事分担には大きな差
2018年 4月 26日 06:30
夫婦ともにフルタイム勤務だと、平日に家事をしっかりするのは難しいですね。今回は、求人情報サイトのユーザー700人に聞いた、夫婦の勤務スタイル、夫婦間での家事分担、負担を減らす方法の調査結果をご紹介します。共働き夫婦が家事をうまく分担するためには、妻(女性)側の工夫がカギになりそうです。
1週間の勤務日数は、男女とも「週5日」が最多
Q1)1週間の勤務日数
求人情報サイトを運営するディップが、自社サイト「はたらこねっと」のユーザー771人へ行なった「はたらこねっとユーザーアンケート-共働き世代のリアルな声-」で、「1週間の勤務日数」を尋ねたところ、「週5日勤務」と回答した人は男性(夫)が65%、女性(妻)が64%となり、どちらも最多となりました。
1日の勤務時間は「7時間」「8時間」がボリュームゾーン
Q2)1日の勤務時間
続いて「1日の勤務時間」を聞くと、男性(夫)は「8時間(34%)」が最も多く、「7時間」「8時間」「8時間以上」を合わせると勤務時間が7時間以上の人が7割以上を占めました。一方、女性(妻)は「7時間(30%)」が最多で、「7時間」「8時間」「8時間以上」を合わせて勤務時間が7時間以上の人は6割以上に。男女ともボリュームゾーンは「7時間」「8時間」で、大きな差は見られないことが明らかになりました。
夫の家事分担、最多は「ごみ出し」で3割
Q3)男女(夫婦)間における家事分担
次に「男女(夫婦)間における家事分担」を尋ねると、家事全体では女性(妻)の67%、男性(夫)の9%が担当していることが分かりました。女性(妻)が分担する割合が高い家事は、多い順に「料理(76%)」「洗濯(74%)」「掃除(69%)」という結果に。これに対し、男性(夫)は「ごみ出し(30%)」が最多で、それ以外は全体の9%をいずれも下回りました。
負担軽減は「手を抜けるところは抜く」、便利家電の活用も
Q4)家事の負担を減らす方法
また、「家事の負担を減らす方法」を聞いたところ、最も多かったのは「手を抜けるところは抜く(54%)」となりました。「便利な家電を使う(7%)」という人からは、「食器洗い機を買った」や「平日はルンバで、土日に掃除機をかける。洗濯物は基本的に乾燥機にかける。食器はほぼ食洗機で洗う」「タイマー付きの調理鍋を朝セットして夕方にできるようにした」というコメントが寄せられました。
家事を依頼するときは「やったことがある家事で」「褒める」
Q5)家事を依頼するときに気を付けていること
前問の回答で、「やってほしいことを伝える(12%)」と答えた人へ「男性(夫)や子どもに家事を依頼するときに気を付けていること」を尋ねると、「やったことがある家事をお願いする(36%)」と「終わったら下手でも褒める(30%)」が多い結果となりました。ユーザーのコメントには、「ありがとう」など感謝の言葉を伝える工夫をしているという内容も見られました。
まとめ
夫婦それそれの勤務時間にそれほど差がない共働きの夫婦でも、家事の分担は妻(女性)側に多いことが分かりました。上手に「手抜き」をしている女性も多いようですが、夫婦で一緒に家事をしたり、夫や子どもにやったことのある家事をお願いしたりして、妻の負担を減らしていく工夫も取り入れてみましょう。
◇はたらこねっとユーザーアンケート-共働き世代のリアルな声-
https://www.hatarako.net/
◇共働き世代のリアルな声についてのアンケート調査(ディップ)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000435.000002302.html