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「風邪薬」1万人調査、人気の市販薬と、購入場所、タイミング、不満点

風邪を引いたら休むのが1番ですが、なかなか休む時間を取れないのが現実ですね。今回は、10,000人に聞いた、風邪を引いたときの対処法、利用している風邪薬の購入場所や不満点についての調査結果をご紹介します。風邪は引き始めが肝心と言われる通り、市販の風邪薬も早めに買う人が多いようです。

 

風邪を引いたとき、5割が「市販薬を利用」

インターネット調査会社のマイボイスコムが、「MyVoice」アンケートモニターの男女10,795人へ行なった「風邪薬の利用」調査で、「風邪を引いたときに利用する薬」を尋ねたところ、「市販の風邪薬」が50.2%、「病院で処方してもらった風邪薬」が22.9%、「風邪薬はほとんど利用しない」が26.9%となりました。また、「風邪を引いたときの対処方法」を聞くと、「睡眠を十分取る(59.7%)」が最も多く、「市販の風邪薬を利用する(50.4%)」「病院・診療所などの医療機関に行く(41.9%)」「安静にする(40.5%)」が続きました。

 

風邪薬ベスト3は「パブロン」「ルル」「ベンザブロック」

また、「直近1年間に利用した(市販の)風邪薬」を尋ねると、1位「パブロン(21.5%)」、2位「ルル(13.2%)」、3位「ベンザブロック(7.1%)」という結果に。一方、「直近1年間では利用していない」人は19.1%、「市販の風邪薬は利用しない」人は26.1%でした。

 

購入場所は「ドラッグストア」が7割、「効能・効果」を重視

次に、「風邪薬の購入場所」を聞いたところ、「ドラッグストア」が77.9%、「薬局」が13.5%でした。風邪薬を「選ぶときに重視すること」には、「効能・効果(59.1%)」、「価格(38.0%)」に続いて、「成分」「錠剤、粉末、液体など形状」「飲みやすさ」「メーカー」がそれぞれ2割の回答を得ました。また、過去4回(2003年、2010年、2012年、2015年)の調査と比べて、「価格」の重視は減少傾向で、「効能・効果」「形状」の重視は、女性が男性より約10~13ポイント上回りました。

 

市販薬は、「軽い風邪の症状を感じたときに飲む」5割超

さらに、「市販の風邪薬を利用するタイミング」を聞くと、最も多かったのは「軽い鼻水、咳、喉の痛み、だるさなどを感じる(56.7%)」で、「鼻水、咳、喉の痛み、だるさなどがひどい・辛い(39.9%)」、「熱がある(26.1%)」が続く結果に。2015年に実施した前回の調査結果と比べて、大きな差は見られませんでした。

市販の風邪薬、「ここが不満」

また、市販の風邪薬を使っていて「不満に感じること」について、寄せられた3,952件の自由回答のなかから抜粋してご紹介します。

 

・「1箱あたりの値段が高すぎる。小分けして販売して欲しい(男性・38歳)」
・「種類が多過ぎて、どれが今の症状に適しているのか分かりづらい(男性・47歳)」
・「引き始めにしか効かないなら必要ない(女性・33歳)」
・「体格、体質も違うのに年齢で服用する量が同じなのは疑問に感じている(女性・46歳)」

 

風邪を引いて長引かせてしまうと、体が辛いだけでなく仕事や家事にも影響し、同僚や家族に負担が掛かってしまいます。風邪かなと感じたら、無理をせず早めに対処したいものですね。

 

◇風邪薬の利用に関するアンケート調査(MyVoice)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000549.000007815.html

 

qufour(クフール)編集部

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