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働く主婦700人の本音、2018年「家計」「女性の働きやすさ」どうなる?

配偶者控除制度が2018年1月から変更となり、働き方を見直した人も多いのでは。今回は働く主婦700人に聞いた、2018年の家計予測や家計を増やす方法、女性の働きやすさに関する調査結果をご紹介します。女性の働き方が多様化する一方、主婦の稼ぎ方も「働くこと」以外に多様化しているようです。

 

2018年の家計予測、「苦しくなりそう」4割以上

主婦に特化した人材サービス「しゅふJOB」を運営するビースタイルの調査機関「しゅふJOB総研」が、働く主婦ユーザー745人へ「家計と稼ぎ方」の調査を実施。「2018年の家計はどうなるか」を尋ねたところ、「苦しくなりそう」と回答したのは半数近い48.9%。一方、「ゆとりができそう」と回答した人は11.9%と約1割に留まりました。苦しくなりそうな理由としては、「消費税アップや将来の子どものことを考えたら切り詰めないと心の余裕がない」「税制度が変わり、夫の税金が高くなり手取りが減るため」といった切実な声が寄せられました。

 

家計を増やす方法、約6割が「副業」を選択

次に、「もしあなた自身が本業以外で家計を増やすとしたら、どんな方法を選択するか」を聞くと、「雇用契約を結んで行う副業(39.2%)」が最も多く、続いて「業務委託契約を結んで行う副業(34.1%)」、「Tポイントなどのポイントをためる(31.8%)」という結果に。「副業」を選んだ人が多くなりましたが、契約形態に限らず「副業」と回答した人は全体の59.3%に上りました。

 

約6割が、2018年に女性が働きやすくなるとは「思わない」

また、「2018年は、2017より女性が働きやすくなると思うか」を聞いたところ、61.3%が「思わない」と回答。最初の質問で「家計が苦しくなりそう」と半数近くの人が回答したのと同様、働く主婦は「2018年はまだまだ厳しい年」だとの認識としていることが分かりました。

 

働きやすくなると思う理由、6割が「働く女性増える」

前問で「働きやすくなると思う」と回答した288人へ、その理由を尋ねると、最も多かったのは「働く女性の数がさらに増える(60.4%)」で、「職場や社会の理解がさらに進む(46.5%)」「産育休や在宅勤務などの制度がさらに充実する(33.3%)」と続きました。

 

まとめ

調査の結果からは、働く主婦の6割が、2018年も働く女性にとって厳しい年になると認識していることが分かりました。また、家計を増やすために「副業」を選ぶ人が多い一方、ポイントをためるほか、中古品の販売や投資などを挙げる人も4割に上りました。育児や介護など時間の制約があって働きにくい環境に不安や焦りを感じている人は、主婦の稼ぎ方の1つとしてこうした方法を取り入れるのも良さそうですね。

 

◇2018年、働く主婦の家計はどうなる?「苦しくなりそう」48.9%「ゆとりできそう」11.9%~しゅふJOB総研調査~(ビースタイル)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000231.000003176.html

 

qufour(クフール)編集部

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