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春先の肌荒れ、原因は「花粉」!?すぐできる医師おすすめの対策で防ごう
2018年 1月 18日 07:30
1〜2月になると、早くも花粉症に悩む人もいますね。今回は、20~30代女性5,000人へ聞いた、「花粉による肌荒れ」の経験、対策を始める時期、対策内容などの調査結果をご紹介します。花粉が与える影響は、くしゃみや鼻水といった症状だけでなく肌荒れにも及ぶため、対策方法を知って実践することが、肌荒れを防ぐ近道のようです。医師による対策法もお伝えします。
春先の肌荒れ、主な原因は「乾燥」と「花粉などの微粒子」
化粧品メーカーの資生堂が、化粧品・医薬品関連従事者を除く全国20~30代の働く女性5,000人へ行なった「花粉による肌荒れとスキンケア方法」に関する意識調査で、「春先(2~4月)に肌質の変化・肌荒れを経験したことがあるか」を尋ねたところ、64.3%が「ある」と回答しました。また、「春先の肌荒れの主な原因」を聞き、回答のあった206人の意見をまとめると、「乾燥(80.6%)」が最も多く、続いて「花粉などの微粒子(51.9%)」という結果になりました。半数以上の人が、花粉を肌荒れの主な原因として認識していることが明らかに。
春先の花粉による肌荒れ、約7割が「対策していない」
また前問で「春先の肌荒れの主な原因」へ回答した206人へ、「花粉による肌荒れについて、実際に普段とは違う特別な対策を行なっているか」を尋ねたところ、67.5%が「対策はしていない」と回答しました。さらに「対策をしている」と回答した32.5%の人のうち、「効果が出ている」と回答したのは12.6%だけで、全体の1割程度に留まることも分かりました。
肌荒れ対策の開始時期、「花粉の飛散ピーク時期」が約6割
さらに、春先の花粉による肌荒れに「普段とは違う特別な対策をしている」と回答した67人へ、「いつごろから対策を初めているか」を尋ねると、「花粉による肌荒れを実感してから(32.8%)」「花粉の飛散ピーク時期に入る直前だと感じたとき(19.4%)」「花粉の飛散ピーク時期に入ったと感じたとき(10.4%)」となり、6割以上が花粉のピーク時期に対策を始めていたことが判明。一方、「花粉が微量でも飛散し始めたと感じたとき」と回答した人は35.8%と4割に満たない結果になりました。
具体的な対策、「保湿」や「マスクやメガネ」が多数
次に、肌荒れ対策をしている67人へ「具体的な対策」方法を聞いたところ、回答の多い順に「しっかり保湿する(74.6%)」と「マスクやメガネを使って花粉を避ける(59.7%)」となりました。また「花粉を肌に触れさせない対策用品・メイクアップ用品を使う(16.4%)」という回答は2割を下回り、マスクやメガネを使って部分的に対策する人は多くても、肌全体の対策を行なっている人は少ないことが分かりました。
対策していない理由、「方法が分からない」が約半数で最多
一方、花粉による肌荒れ対策をしていないと回答した139人へ「対策を行なわない理由」を尋ねると、最も多かったのは「花粉による肌荒れの対策方法が分からないから(46.8%)」で、続いて「花粉で肌荒れすることをそもそも知らなかったから(34.5%)」「花粉症でなければ、花粉で肌荒れすることはないと思っていたから(25.9%)」という結果に。対策をしていない人のなかには、花粉が肌荒れの原因の1つと知らない人や花粉症ではないので花粉では肌荒れしないと考えている人もいました。
肌荒れで気分が半減する人は8割以上、朝の化粧時間に多く
また、春先に肌荒れしたときの気分の落ち込み度合について、肌荒れしていないときを100%として質問したところ、「100%落ち込む」という人は全体の20.4%で、「50%以上落ち込む」という人は合計で84.4%に上りました。さらに、「気分が落ち込んでしまう」と回答した202人へ「気分が落ち込むタイミング」を尋ねると、「朝、自宅で化粧をするとき」が84.7%と最も多い結果に。ほかにも、「電車の窓や顔などに映った顔を見たとき(52.0%)」「夜メイクを落としたとき(36.1%)」も多く、日常生活で肌荒れを見るたびに気分が落ち込んでいることがうかがえます。
春先の花粉による肌荒れ対策は、早めのスタートが肝心
銀座ケイスキンクリニック院長の慶田朋子さんは、花粉による肌荒れの対策は、「肌荒れを実感する前、花粉が微量に飛び始める1月上旬から始めることが大切」と言います。花粉は分子が大きく普段は肌へ影響を与えませんが、保湿不足や生活習慣の乱れ、肌のセラミド不足により肌のターンオーバーが悪くなってバリア機能が壊れると、肌に付いた花粉でアレルギー反応を起こし肌荒れにつながることも。保湿を十分にしてバリア機能をしっかり整えることで、花粉による肌荒れを防げます。また、資生堂が販売する「アレルバリア」シリーズをはじめとするバリア機能のある化粧品で肌をブロックすることも効果的です。
◇アレルバリア シリーズ(資生堂)
https://www.shiseido.co.jp/dp/allerbarrier/
まとめ
くしゃみや鼻水などの花粉症が出ていなくても、肌の保湿不足や生活習慣の乱れなどで花粉にアレルギー反応を起こして肌荒れの原因になるというのは、知らなかった人もいるのではないでしょうか。花粉症かどうかに関係なく、早めにスキンケアを始めておくと良さそうですね。
◇<「d プログラム」が”働く女性の花粉による肌荒れとスキンケア方法”の意識調査を実施>花粉の季節、働く女性の約7割は、肌が「無防備」状態!?(資生堂)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001039.000005794.html