暮らし
食器洗いやキッチン周りのお掃除に!「指編みタワシ」の作り方、使い方
2017年 12月 18日 07:30
食べ物を扱うキッチンは、常に清潔にしておきたいものですね。今回は、自分の指だけで編める「指編みタワシ」の作り方と、実際に使ってみた感想をご紹介します。前回の「巻き巻きタワシ」同様、100円ショップで購入できるアクリル毛糸を使います。出来上がりは、良く伸びて柔らかいので、食器洗いやキッチン周りの細かな場所の掃除に、便利ですよ。気が向いたときにたくさん作っておいて、使い分けてもいいですね。子どもと一緒に作れば、あやとりをしているみたいに楽しみながら作れますよ。
「指編みタワシ」の作り方:用意するもの
- アクリル毛糸:1玉(並太、40g)
- 定規
- ハサミ
指編みタワシ1個で、所要時間は20分程度です。
作り方1:指に毛糸を巻き付ける
広げた左手の親指へ、毛糸を2回巻き付けて挟みます。次に手前から、人差し指と中指の間へ毛糸を通し、中指の甲側を通って薬指との間から手前へ通します。薬指の手のひら側、小指の甲側の順に、前後交互に毛糸を渡しましょう。毛糸が小指の外側へきたら、糸を手のひら側へ渡し、今度は、薬指の甲側、中指の手のひら側、人差し指の甲側と、行きとは逆へ糸を通します。糸が人差し指の外側まで来たら、手のひら側に糸を持ってきて、右側の写真のように、各指へ渡した糸の0.5cmほど上を、一直線に小指まで渡します。
作り方2:人差し指から1段目を編む
最後に手のひら側を通した糸の上で人差し指を折り、最初に人差し指の手前へ渡した糸を右手でつまんで指先を通し、人差し指の甲側へ送ります。
作り方3:中指、薬指、小指も同じように編む
人差し指と同じように、次は中指を折り、最初に渡した毛糸をつまんで指先を通し、甲側へ送ります。同様に、薬指、小指まで編んだら、最後に小指まで渡した糸を引いて締めます。
作り方4:糸を一直線に渡しながら、2段目を編む
次に、小指の外側にある糸を、今度は手の甲側から手のひら側へ一直線に糸を渡し、さらに手のひら側も人差し指から小指まで一直線に糸を渡します。このとき手のひら側は、すでに指に掛かっている糸より1cm指先側へ糸を渡します。このあと、作り方2、3の要領で、各指で糸を編んでいきましょう。この作業を繰り返すと、編んだ毛糸が手の甲側へできていきます。長さが18cmくらいになるまで、繰り返しましょう。
作り方5:最後の糸の始末
長さ18cmほど編めたら、毛糸を25cmくらい残して切ります。切った毛糸は、手の甲側を通って小指から人差しまで一直線に渡し、人差し指に通っている毛糸へ下側から通します。中指の毛糸へは指先側から付け根側へ、薬指は付け根側から指先側へ、小指は指先側から付け根側へと蛇行させながら通したら、左手から毛糸を抜き、糸端を引っ張ります。
作り方4:最初と最後の毛糸を結ぶ
指に掛かった毛糸を抜き取り、両端の糸端を引っ張って締めます。両方の糸端同士を結んで輪にしましょう。
作り方5:もう一つ作って、合わせて完成
同じものをもう1つ作って輪にしたものと結び付け、残った糸端で壁などに掛ける輪を作って完成です。
使い方1:指編みタワシの最適な掃除箇所
「指編みタワシ」は、柔らかく編み目が大きいので洗剤がよく泡立ちます。食器洗いに最適です。またよく伸びるので、右の写真のようにキッチンや洗面所の蛇口の裏側の掃除にも便利です。洗った食器を置く水切りカゴや、ゴトクなどのコンロ周り、また隙間や狭い場所をきれいにするのにも使えますよ。
使い方2:指編みタワシの向かない場所
指編みタワシは、隙間や小さな汚れには向いていますが、シンク全体のように広い面積を洗うには時間が掛かります。広い箇所は、太めの毛糸で編むか、編んだ輪を1~2個増やした指編みタワシで対応するか、市販のスポンジとの併用をおすすめします。
乾燥させて清潔に
掃除が終わったら、水分を絞って壁に掛けてあげましょう。濡れたままにせず乾かすことで、清潔に使えます。汚れがひどくなってきたら、新しいものを作ってくださいね。