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ママ400人調査、子ども1人での電車利用、成長しても母の不安は尽きず

子どもが学校や塾へ電車で行くとき、ちゃんと乗ったか、時間通り到着するかと心配は尽きませんね。今回は、首都圏の母親483人へ聞いた、子どもだけで電車を利用するときの心配についての調査結果をご紹介します。多くの母親は、子どもが小学校の高学年になっても、1人で電車に乗ることを心配に思っているようです。

 

「学習塾のため1人で電車利用」は中学年以上で4割

警備会社のセントラル警備保障が、定期的に1人で電車を利用する小学生〜高校生の長男・長女がいる首都圏の30~49歳の女性483人へ行なった「子育て・見守りに関する調査」で、子どもが親の付き添いなく電車を利用する目的に「学習塾のため」と回答した人の割合は、「小学校低学年」が22.9%、「小学校中学年」が42%、「小学校高学年」が40%でした。中学年から高学年の4割の子どもが学習塾へ通うため、1人で電車に乗っていることが分かりました。

 

高学年の母親6割以上が「子どもが電車に乗れたか心配」

次に、「子どもが通学や通塾などで電車を利用する際、きちんと電車に乗れたか心配か」を尋ねたところ、小学生の子どもがいる母親で「よくある」「たまにある」と回答した人は70.6%という結果に。学年別で見ると、小学校高学年でも63%の人が心配だということが分かりました。また、高学年の母親の59.0%が「電車を利用する子どもが時間通りに学校や習い事に行っているか心配」と回答し、子どもが成長しても親の心配は尽きないようです。

 

見守りに自信がある人の4割に「居場所が分からない経験」

さらに、「子どもの安全対策や見守りが十分にできているか」という質問へ「十分にできている」と回答した32人に対して「子どもの居場所が長時間分からなくなった経験」を聞くと、43.8%の人が「ある」と回答。子どもの見守りが十分できていると思っている人でも、4割以上が子どもの居場所が分からない状況を経験したことが明らかになりました。

 

ワーママの5割「仕事やほかの育児で忙しく、見守りできず」

また、「子どもの安全対策や見守りが十分にできているか」を尋ねた結果、「十分にできている」「まあできている」と回答した割合は、ワーママで52.6%、専業主婦で55.6%となり、ほとんど差のない結果に。一方、「あまりできていない」「ほとんどできていない」と回答した人で、理由として「仕事や他の育児で忙しく時間がない」を挙げた人は、専業主婦が11%だったのに対し、ワーママでは50%と大きな差が付く結果となりました。

 

子どもの安全対策は、監視ではなく見守りで

たとえ子どもが大きくなっても、通学や通塾のために子どもが1人で電車に乗るとき、ちゃんと乗っているか、時間通りに到着したか心配になるもの。仕事が忙しい人はすぐに駆け付けられないもどかしさも感じますね。また、精神的に親から離れて自立しようとする小学校高学年に対しては「過干渉にならないよう、適度な距離で見守り、子どもを信頼することが大切」と、尾木ママこと教育評論家の尾木直樹先生は言います。

 

今回の調査を行なったセントラル警備保障は、2017年10月1日にSuicaやPASMOが改札を通ると、利用駅、通過時刻、ICカードのチャージ残高を保護者が指定した携帯端末へ送る「まもレール」サービスを開始したそう。子どもが改札を通った時間の連絡が、自分の携帯に届くサービスなら、子どもと良い距離感をキープしながら、安心感を得られそうですね。

 

◇子どもが小学校高学年でも、63%の母親が1人での電車利用を不安視 見守りに自信があっても、4割強が“子どもの居場所が長時間不明”になった経験あり! ~ 尾木ママが子どもの見守りについてアドバイス~(セントラル警備保障)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000028188.html

 

qufour(クフール)編集部

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