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ママ600人が、子どもの「味覚」形成のため、やっていること、いないこと

我が子の「味覚」を、きちんとしたものにしたいと願うのが親心ですね。今回は、0~3歳の子どもがいるママ600人へ聞いた、子どもの味覚形成のために、やっていること、いないことを調査した結果をご紹介します。多くのママが子どもへ「きちんとした味覚」を身に付けさせたくて、毎日の食事やおやつに気を付けていることが分かりました。

 

ママの98.9%、子どもには「きちんとした味覚」が必要

Q)子どもにとって「きちんとした味覚」は必要だと思うか

江崎グリコが、0~3歳の子どもがいる20~40代のママ600人へ行なった「幼児の味覚」についての調査で、「子どもにとって『きちんとした味覚』は必要だと思うか」を尋ねたところ、「必要だと思う(64.7%)」と「まあ必要だと思う(34.2%)」を合わせて98.9%の人が「きちんとした味覚」は必要だと考えていることが分かりました。

 

味覚形成の方法、3割が「何をすればいいのか分らない」

Q)子どもに「きちんとした味覚」を身に付けさせるために行っていること(いくつでも)

前問で、きちんとした味覚が「必要だと思う」と回答した人へ「『きちんとした味覚』を身に付けさせるために行なっていること」を聞いたところ、最も多かったのは「どのような食事やおやつを与えるかに気を付けている(42%)」でした。その一方で、約3割の人が「何かしたいが、何をすれば良いのか分からない(31.2%)」や「特に何にも行なっていない(27%)」ことが分かりました。

 

9割超「食事の味付け」が子どもの味覚形成に影響との考え

Q)子どもの味覚形成に影響するものは、何だと思うか(いくつでも)

さらに「子どもの味覚形成に影響するもの」を尋ねると、「食事の味付け」が91%で最も多く、次の「スナック菓子、ジャンクフードなどの市販食品」の55.3%と大きく差を付ける結果に。「食べ物の好き嫌い」も46.8%と半数近くに上り、「遺伝子」は2割を下回りました。子どもの味覚は生まれつきのものではなく、毎日の食生活で作られていくと考えているママが多いことが分かりました。

 

子どもへのジュースの与え方、高頻度と低頻度に分かれる

Q)現在、子どもへジュースをどのくらいの頻度で与えているか

次に「子どもへジュースをどのくらいの頻度で与えているか」を聞いたところ、「ほぼ毎日(20.3%)」と回答した人が2割に対して、「子どもにジュースを与えていない(21.0%)」という人も2割という結果に。全体を見ると、「週に2~3回程度」以上の頻度で子どもへジュースを与えている人は約半数となる一方、月1回程度を下回る頻度の人は全体の約1/3となり、結果は大きく二分しました。

 

ジュース選びは「果汁の量」「容量」「添加物の有無」

Q)子どもへ与えるジュースを選ぶとき、気にしていること(いくつでも)

子どもへジュースを与える頻度が「ほぼ毎日」から「月に2・3回程度」と回答した約半数の人へ、「子どもへ与えるジュースを選ぶとき、気にしていること」を尋ねると、「果汁の量(何%含まれているか)」という回答が53.9%と最も多く、次いで「容量(飲みきれる量か)」が35.6%、「香料などの添加物の有無や内容」が27.9%という結果に。一方で、「月に1回程度以下、またはジュースを与えていない」と回答した約1/3の人へ「与えていない理由」を聞くと、「むし歯」「砂糖や添加物が気になる」「必要性が感じられない」といった声が挙がりました。

 

まとめ

調査からは、子どもにきちんとした味覚を身に付けて欲しいと思い、日ごろの食事の味付けから、ジュースにも気を付けているママが多いことが分かりました。1級フードアナリスト協会認定講師のとけいじ千絵さんは「ジュースをあげる機会を、子どもが苦手な酸味や苦味にジュースで慣れていく『味覚形成のチャンス』と捉えては」と言います。子どもの「きちんとした味覚」を育てるためにも、果汁や野菜汁100%のジュースを上手に取り入れて、いろいろな味を経験させてあげると良いですね。

 

◇ママの「乳幼児の味覚形成に関する意識」と「ジュースの与え方」の実態 ~味覚形成の視点から、ジュースを取り入れる意味と選び方とは?~(江崎グリコ)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000001124.html

 

qufour(クフール)編集部

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