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主婦7割が「ダニ対策」を勘違い!?天日干しじゃない正しい駆除・予防法
2017年 7月 26日 19:00
小さな子どもがいると、特に気になる「ダニ対策」。今回は、全国の主婦600人に聞いた「効果があると思っていたダニ対策」「ダニの生態や繁殖についての認知」に関する調査結果を紹介します。「布団の天日干し」「布団たたき」は、実は生きたダニの駆除効果は薄いそう。またダニが「気温25℃以上、湿度60%以上で繁殖する」という生態を知らない人も多く、効果的な対応ができてない可能性が見えてきました。みなさんのダニ対策、大丈夫かどうか1度確認してみては。
主婦の約8割が、効果の薄いダニ対策を「効果あり」と誤認
図)効果が薄い対策を「効果あり」と誤認していたこと
アース製薬が全国20~40代の主婦600人へ聞いた「ダニの知識と対策に関する調査」で、「効果の薄い対策を『効果あり』と誤認」していた割合は全体で76.2%にも上ることが分かりました。具体的に最も多かった誤認例は「布団を天日干しすれば、生きたダニは駆除できる」の53%で、次に「布団たたきをすれば、ダニを落とせる(17.7%)」、「衣装ケースや押入れに新聞紙を敷く(17.5%)」「加湿器を使って部屋の温度を高めに保つ(9.3%)」が続きました。
「正しいダニ対策」が実施できていたのは、3割以下
図)普段ダニ対策として実践していたこと
アース製薬によると、ダニは水洗いでも生き残り、掃除機だけでは吸いきれないのだそう。対策としては、熱と乾燥に弱い性質を利用して、布団乾燥機などを使用して駆除したあとに、こまめに掃除機を掛けることで死骸を取り去るというプロセスが有効だそう。
有効な対応策を踏まえて「普段ダニ対策として実践していたこと」を聞いたところ、生きたダニの駆除効果が薄い「布団の天日干し」が60.4%だったのに対し、ダニの駆除に効果的な「布団乾燥機を使用する」は27.1%、「除湿機を使って部屋の湿度を抑える」は25.8%という結果に。正しいダニ対策は3割以下しか実施されていないことが分りました。
ダニの生態の知識が意外と少ない「乳幼児のいる主婦」
図)ダニの生態に関する知識
ダニの生態に関する知識ごとに、知らなかった人の比率を調べたところ、1番知られていなかったのは「ダニは気温25度以上、湿度60%以上で繁殖する」で、全体の55.8%、乳幼児の子どもがいる主婦で62%、きれい好きの人で47.7%が知らないと回答。意外にも、乳幼児のいる主婦に正しい知識を知らない人が多いことが分かりました。同じく知らなかったこととして「布団の天日干しでは生きたダニは殺せない」「カーペットにもぐりこんだ生きたダニは掃除機では吸い取りきれない」があり、いずれも乳幼児のいる主婦が1番ダニの生態に関する知識が少ないことが分かりました。
7割が、ダニの繁殖時期を正しく認知
図)ダニの繁殖時期についての知識
次に「ダニの繁殖時期」について尋ねたところ、「ダニが最も繁殖するのは梅雨(6~7月)」と知っていた人は全体の7割と、認知度が高いことが分りました。一方「梅雨時期に『ダニ対策』をする」と回答した人は56%、「梅雨時期に『カビ対策』をする」人は69%となり、ダニ対策は、梅雨時のカビ対策よりも実施率が低いことが分りました。
ダニの駆除・予防には、正しい知識と効果的な対策が重要
アース製薬が運営する情報サイト「Danny」では、ダニの情報を正しく知り、効果的な対策を行なうための動画や記事を配信しています。また、アース製薬からは、寝具やソファ、和室、子ども部屋など、ダニの生息場所に合わせた駆除・予防の対策商品が数多く販売されています。正しい知識を身に付けて効果的な対策を行ない、ダニのいない生活を目指しましょう。
◇ダニ対策情報サイト「Danny」
http://danny.press/
夏休みだからできるダニ対策
ダニの繁殖時期は梅雨ということで、まさにピークを迎えているところ。今すぐにも対策したいと思うと同時に、駆除や予防の薬が及ぼす小さな子どもの体への影響を心配する人も多いのではないでしょうか。薬剤の吸い込みが気になる人は、お盆休みの帰省や夏の家族旅行の時期にダニ対策を行なうのがおすすめです。閉め切って出掛けると夏の室内は気温も湿度も上がってダニが繁殖しやすくなるので、燻煙タイプの駆除剤で部屋中まとめてすっきりできると良いですね。
◇20~40代の主婦600人に聞く、「ダニの知識と対策に関する調査」「天日干しすれば大丈夫」は大間違い!8割の人が、正しいダニ知識と対策を知らなかった!(アース製薬)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000023444.html