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【産前産後ハッピーライフ23】2人目以降の出産だから「気を付けたい」こと

2人目以降の妊娠・出産は、「2人目だから大丈夫」とよく良いますが、あなたもそう思っていませんか?今回は、「2人目以降の妊娠・出産だからこそ、気を付けたいこと」をお伝えします。もちろん「大丈夫」なこともありますが、2人目以降ならではの、気を付けておきたい点を2つご紹介しましょう。

 

なにが「大丈夫」で「安心」なの?

おそらく多くの人は、「お産までの流れが分かっている」「お産のイメージはつかめている」という意味で、2人目は1人目よりも大丈夫と感じているのだと思います。でもよく考えてみてください。あなたにとって「2回目の出産は初めて」です。極端かもしれませんが、2人目の出産に関しては初産とも言えるのです。

 

上の子がいる状態での出産は、出産と子育ての同時進行

2人目以降の妊娠・出産が1人目と違うのは、「上の子がいる」ということ。妊娠から出産までの流れは分かっていても、子どもがいる状態での妊娠・出産は未経験なのです。初めての出産のときは、生まれてくる赤ちゃんのことだけを考えていれば良よかったのですが、今度は上の子のことも考えなくてはなりません。これはかなり大きな違いです。入院中のほか出産後の体力が落ちている状態で、上の子の世話をするのは大変なこと。親やサービスで援助が得られても、上の子のメンタルケアは、ママがするしかありません。

 

経産婦に出やすい「マイナートラブル」にも心の準備を

2人目以降の妊娠・出産の人に出やすいマイナートラブルもあります。例えば出産後に尿漏れをする確率は経産婦の方が高いのです。これは、経産婦の方が骨盤底筋が緩みやすくなるから。また、妊娠中期から後期にかけて、体中に発疹が出てかゆくなる「妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)」も、2人目以降の方が出やすいと言われています。これら以外にも「前回の妊娠では全然平気だったのに、こんなに辛い症状が出るなんて!」と感じるマイナートラブルも起こりやすいのです。

 

自分の心と体を見つめて、新しい経験を乗り越えて

いままでお話してきたことは、3人目以降でも同じ。子どもが2人いて出産するのは初めてですし、3回目の出産も初めてです。子育てと出産の両立と考えると大変なのが想像できますよね。でも必要以上に神経質になることはありません。出産の流れは分っているのですから、初産のときと同じく、周りを上手に巻き込みながら、新しい経験を乗り越えましょう。

 

 

はなみらん花香(産前産後ケアアドバイザー)

産前産後ケアアドバイザー。マタニティアロマセラピスト。
都内総合病院産科に勤務しつつ、妊娠~出産・産後まで寄り添いひとりひとりに合ったケア&サポートをする「マタニティ&産後専門アロマセラピーケアサロンはなみらん」で心身のケアを提供中。