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【折り紙とハサミで切り絵1】子どもと一緒に、宇宙人をチョキチョキ!?

アートは好きだけど、絵を描くのは自信がない、というアート初心者におすすめなのが、切り絵。今回は、折り紙とハサミがあれば、下絵なしで簡単にトライできる切り絵の作り方をご紹介します。出来上がりは立体的でアートな雰囲気がいっぱいなので、額に入れて飾ったり、カードに貼って贈ったり、楽しみ方はアイデア次第。切り絵で気軽にアート生活を始めてみませんか?

 

用意するもの

・折り紙
・ハサミ

紙はコピー用紙や色画用紙など、基本的には何でもOKですが、一般的な折り紙やコピー用紙くらいの厚さが、ハサミが入りやすく切りやすいので、初めての方向けです。今回は、カラフルで子どもに切りやすいサイズの折り紙を使ってみましょう。折り紙もハサミも100円ショップのもので大丈夫。ハサミは普段使い慣れているものを使うのがおすすめです。慣れてきたら、タント折り紙など、やや厚手で表面に凹凸がある紙で切ると、おしゃれに仕上がります。

 

紙の折り目側から切り始めるのがコツ

折り紙を真ん中で半分に折ります。切り絵のコツは紙の折り目側から切ること。こうすると紙が離れないので切りやすくなります。やっぱり下絵がないと切りにくい……という方は、最初は折り紙を広げて鉛筆で切りたいものを線で描いてから、半分に折って切ってみましょう。

 

まずはハートを切ってみましょう

紙を折った側の、半分より少し上くらいの位置からハサミを入れて、ハートの真ん中のくぼみの部分から切り始めます。紙の上下が逆さまになるような感じでハートのふくらんだ部分を切り、一番下のとがっている部分まで進んだら、紙を切り離します。全体的にハサミを細かく使うというよりも、紙の方をくるっと動かすようなイメージで切ってみてください。丸みのある大きな曲線などは、ハサミの柄に近い部分を使うと切りやすいですよ。

 

切ったら広げて完成

では切った折り紙を広げてみましょう。ハートの完成です!どうですか?思い描いたとおりに切れましたか?最初は上手にできなくても大丈夫。何度も切るうちに慣れてきて、好きな形が切れるようになりますよ。小さいハートや大きいハート、いろいろなハート形にトライしてみましょう!

 

次は木を切ってみましょう

折り目側の上の方からハサミを入れて、木のてっぺんから切り始めます。真ん中の部分を切り、幹、根っ子と、上から下へ切り進んでいきます。今回は真ん中の部分に小さな葉っぱを作ってみました。切る前にどんな形の木にしたいか、頭の中でイメージをしてから切り始めるとスムーズです。

 

木の完成!紙を広げるときが“わくわく”タイム

根っ子まで進んだら、折り目側に戻るようにハサミを入れて、紙と切り離します。さあ切った紙を広げてみましょう。どんな形の木ができましたか?広げてみると思いがけない形の木が飛び出すかも!?わくわくする瞬間ですね。面白い形の木をどんどん切ってみましょう!

 

自由に好きなものを切ってみましょう

次は好きなものを切ってみましょう。何を切りますか?猫ちゃん?それとも宇宙人?人、家、動物、食べもの、花や葉っぱ、思いつくものをどんどん切ってみましょう。紙を折ったまま横に切れ目を入れて小さな丸や四角を切り抜くと、動物の目や口、家の窓なども、簡単にくり抜けますよ。

 

「切り絵作品」を使った楽しみ方、いろいろ

出来上がった切り絵は、シンプルなノートや手帳の表紙にコラージュして楽しむのもおすすめです。自分だけのオリジナルグッズが簡単に出来上がります。切り絵を貼ったあとは、ビニールのカバーをすると、切り絵が傷つかず、長く楽しめます。ぜひ生活のなかで気軽にアートを取り入れてみてくださいね。

 

自由なアートの世界を楽しみましょう!

どんな形のものが出来上がってもOK!ユニークな形のものほど、オリジナリティの高いアート作品になります。そして何よりも切っているときや、広げるときのわくわくする気持ちを楽しんでくださいね。何でもありの精神が、アートの世界を楽しむポイントです。

 

コーヒーくん(切り絵・絵本作家)

切り絵・絵本作家「コーヒーくん」として活動中。アートスクールでたまたま出会った切り絵にはまり、以来ハサミでチョキチョキしている毎日です。生活の中で見て癒しになればいいなと、ブログで日々切り絵を披露しています。手製本で絵本を作る創作活動もしています。ブログは「毎日切り絵♪絵本屋さんのコーヒーくん」、minneは「魔法ウサギ by絵本屋さんのコーヒーくん」。