年末年始は、外出する派、使う金額が増加、景気上向き!?アンケート結果

クリスマスに忘年会、年が明ければお年玉……と、楽しいイベントが続く一方で、出費がかさむ時期ですね。今回は、女性500人に聞いた「年末年始のお金の使い方」のアンケート結果をご紹介します。どこにも行かずに家にいる人は減少していて、予算額も増加傾向だそう。みんなが、お金を使う予定や金額、お出掛け先を見てみましょう。

年末年始の過ごし方、どこにも行かないが減少して1/3に

保険ショップの「保険クリニック」は、一昨年、昨年に続き3回目となる「年末年始のお金の使い方」に関するアンケートを実施しました。今回は、20～60歳の女性500人が対象。アンケートでは、「年末年始に予定している過ごし方」の1位は、「どこにも行かない、家にいる（170人・34.0％）」となり、昨年の40.4％よりも減っていることが分かりました。逆に、昨年と比べて増加しているのは、2位の「初詣」が130人から157人に、3位の「買い物」が101人から122人に、「国内・海外旅行」が46人から62人となりました。

年末年始、いくら使う？最大は150万円、最多は1万円

次に「予定している過ごし方にお金をいくら使うか」を尋ねたところ、平均は「6.1万円」で過去3回の調査で1番多い金額となり、最大もこれまでの最高金額となる「150万円」に。どこにも行かない人が減り、初詣や買い物、旅行へ出掛ける予定の人が多いという傾向に沿った結果となりました。

年末年始の買い物、何にいくら使う？

また、「年末年始に何を買う予定か」を尋ねたところ、1位が「おせち、年末年始用の食材（264人）」、2位が「年賀状（214人）」、3位が「お正月飾り（148人）」という回答になりました。このほか「初売り、バーゲン」や「福袋」といった、お正月ならではの買い物を予定している人も。一方、特別な年末年始の買い物はなく、「特に普段と変わらない」と回答した人も120人と少なくありませんでした。さらに、これらの買い物に「いくらくらい使う予定か」を聞いたところ、平均は2.8万円で3年間の調査において大きな変化はありませんでした。

お年玉をあげる相手は平均3.0人で、総額は1.81万円

「お年玉を誰にあげる予定か」を聞いた質問では、50.4％の人がお年玉をあげる予定で、その相手は「甥・姪」「子ども」「両親」と、自分と近い家族や親戚で占められています。さらに「お年玉を何人にあげて、総額いくら使う予定か」を尋ねると、全体の平均では、3.0人にあげて総額1.81万円の予定という結果になりました。最も多かった回答は、「1人に1万円」で、総額は変わりませんでしたが、人数は昨年の2人から減少しました。

収入は半数以上が前年と変わらず、下がった人は4人に1人

「今年の収入は前年と比べてどうだったか」を聞いたところ、半数以上の人が「変わらない（62.6％）」と答えました。一方、変化があった人の回答では、「前年より下がった（24.6％）」人が「前年より上がった（12.8％）」人を2倍近く上回る結果となりました。年末年始に使う最多金額が1万円で横ばいなことや、お年玉総額の平均が少しずつ減っていることも、うなずける結果です。

2016年に貯金をした人は3人に1人だけ、平均83万円

さらに「今年、預貯金をしたか。した場合いくらか」を訪ねたところ、全体の34.6％が「した」と回答。全体の約3人に1人しか預貯金ができなかったようです。預貯金した人の平均金額は83万円、最も多い回答は50万円、最大は500万円でした。預貯金に回す余裕のない人が3人に1 人という厳しい現実を目の当たりにする一方、実際に預貯金をした人は50万円くらいなら可能だったことも分かりました。

今年も来年も、経済的状況は「変わらない」と考える人が多数

また、「今年は昨年と比べて、経済的にどうだったか」と聞いたところ、全体の6割近くの人が「変わらない」と回答しました。昨年の調査結果と比較すると、「今年の方が楽だった」人は6.2％から4.4％に、「今年の方が厳しかった」人は37.2％から36.8％になり、どちらも減少しています。合わせて「2017年は経済的にどうなると思うか」の質問には、全体の半数以上が「変わらない」と予想。昨年の調査結果と比べると「来年の方が楽になる」と回答した人は5.0％から6.2％に増え、「来年の方が厳しくなる」と回答した人は39.6％から38.0％に減りました。少しだけ明るい兆しが見えてきているようです。

◇今年の貯蓄、3人に2人は「ゼロ」 女性500人に聞いた、年末年始の家計に関するアンケート調査（保険クリニック）
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000336.000001256.html