暮らし
生活雑貨を北欧風にアレンジ!布用ペンで「ふきん」をデコレーション
2016年 9月 5日 14:30
シンプルモダンな北欧デザインが日常にあると、なんだか癒されますね。今回は図案集を使って、手持ちの布製小物を北欧風にデコレーションする方法をご紹介します。裁縫が苦手でも、針と糸がなくても大丈夫。市販の小物に図案を使って描くので、気軽にハンドメイド気分を味わえます。ペン、絵具、消しゴムハンコと道具を変えて、彩色の方法とコツを3回シリーズでご紹介します。
北欧風の図柄がたくさんつまったハンドメイドレシピ本を活用
今回は「北欧風」をテーマに、大人っぽいナチュラルな植物柄やノルディックな幾何学模様など、かわいい図案が収録された本 「北欧風のかわいい布と暮らしの雑貨」(インプレス)を使って、実際に小物へ北欧風の図柄を描いてみました。
お好みの柄を見付けて小物を手作り、図案を写す5つの方法
本の中で紹介されている彩色方法は5つです。
1. 布描き用ペンを使う方法:気軽に描ける、発色は薄めで固定色のみ
2. 布描き用絵の具:発色が良く好みの色を作れる、筆使いに慣れが必要
3. 消しゴムハンコ:消しゴムに図案を彫り、布用のスタンプで着色。複雑な柄は難しい
4. ステンシル:着色したい形に切り抜いた版に、筆やスポンジで絵の具を塗る。版作りが難しい
5. シルクスクリーン:業者に注文した版を使い、インクで一気に塗る。単色向きでスクリーンは注文
手描きの1,2は、ワンポイント図柄やじっくりキレイに図柄を描くのに向いています。3~4は、型が出来上がればペイントを量産できるので、早く仕上がります。今回は、布用ペンを使った方法をご紹介します。
用意するもの
- 布用染料ペン(KIYOHARA布用染色ペンツインを使用)
- トレースペン(今回は、ボールペンで代用)
- チャコペーパー(または転写ペーパー)
- マスキングテープ(またはセロテープ)
- 図案(「北欧風のかわいい布と暮らしの雑貨」より)
- ふきん(無印良品、12枚組・税込み500円)
作り方1:図案をコピーする
図案を好みの倍率でコピーをします。今回は拡大縮小せず、そのままの大きさで使います。
作り方2:オリジナルな図案を作る
好みの図案を切り取り、好きな配置で固定します。複数の図案を組み合わせてもいいでしょう。もう1度コピーをすれば、オリジナル図案の完成です。
作り方3:布に下絵を写す
図案を布の上に置き、マスキングテープで固定します。図案と布の間にチャコペーパーを挟み、トレースペンまたはボールペンで図案の線をなぞって布に転写します。
作り方4:下絵の確認
図案を写している途中で、一度布への写り具合を確認し、薄ければ再度なぞりましょう。
作り方5:下絵を元に、布用染料ペンで着色する
まず、お好みの色の細いペンで下絵をなぞります。次に、太いペンで塗りつぶします。色が薄ければ重ね塗りしましょう。インクが写りやすいので、布の下に紙などを敷いて描いてくださいね。
作り方6:アイロンを掛けて定着させる
インクが乾いたら最後にアイロンを掛けます。布用染色ペンの種類によっては、アイロン掛けが不要なものもありますが、アイロンを掛けることで色が定着し、色落ちが少なくなります。
作り方7:水洗いしてにじみをチェック
アイロン掛けが終ったら、1度水洗いしてにじまないかチェックしておきましょう。こちらは、アイロン掛けの約30分後に水に濡らしたときの写真です。図柄は、にじまずキレイに残っていました。
まとめ
今回は、立ち寄った手芸店に売っていた「 KIYOHARA布用染色ペンツイン」を使用しました。書籍で紹介されていたのは、「MARVY布用ファブリックツインマーカー」で、値段はどちらも1本200円ほど。手軽に購入できます。ペン先は、KIYOHARAは細書き太書き、MARVYが細書きと筆書きという違いがあるので、描く図柄によって使い分けてもいいでしょう。