暮らし
暑中見舞いの返事は「暑中見舞い」「残暑見舞い」どっち?違いは?
2016年 8月 5日 15:10
暑中見舞いが届いた方、そろそろ夏の挨拶状を出そうと思っている方、今から出すのは「暑中見舞い」か「残暑見舞い」か、ご存じですか?今回は、暑中見舞いと残暑見舞いの違いをご紹介します。文面の書き方もご紹介しますので、参考にして親しい方に夏のご挨拶を出してみてはいかがでしょう。
違いは到着日!立秋過ぎたら「残暑見舞い」
暑中見舞いと残暑見舞いの違いは、到着する日が立秋の前か後かです。一般的には、暑中見舞いは梅雨明けから立秋前日までの挨拶状と言われています。梅雨明けは相手の住む地域の状況を確認し、特に遠くの人に出す場合は注意しましょう。相手が梅雨明けしないまま立秋を迎えたら、残暑見舞いとして出します。暑中見舞いの返事も、立秋を過ぎていたら残暑見舞いです。残暑見舞いは8月末までに到着するように出してくださいね。2018年の立秋は8月7日(火)ですので、今から書く方は残暑見舞いになりますね。
暑中見舞い、残暑見舞いの書き方
最近は、メールやSNSなどで手軽に近況報告できますが、季節を感じさせる絵柄のハガキには風情がありますね。日ごろのお礼、相手への気遣い、近況などを暑中見舞いや残暑見舞いで伝えてみてはいかがでしょうか。書き方の違いは、冒頭の挨拶、文末の結びだけ。図柄も合わせたら完璧ですね。
<暑中見舞い>
- 冒頭の挨拶:暑中お見舞い申し上げます
- 文末:○○年 盛夏
- おすすめ図柄:スイカ、ヒマワリ、風鈴、花火、カブトムシ、金魚、夏の旅行先の写真など
<残暑見舞い>
- 冒頭の挨拶:残暑お見舞い申し上げます
- 文末:○○年 晩夏
- おすすめ図柄:夏らしいもののほか、トンボ、ホウズキなど、秋に繋がるもの
違いポイントの「立秋」とは?「暑中」ってなに?
暑中見舞いと残暑見舞いの違いのポイントになる「立秋」は、1年間を24等分した古代中国発祥の暦「二十四節気」の13番目の節気の初日です。立秋の前には「暑中」や「土用」と呼ばれる期間があり、この期間が暑中見舞いの時期だという説もあります。「暑中」とは、二十四節気の「小暑」から「大暑」を経て「立秋」の前までの2節気間。「土用」とは、古代中国の五行説に基づく暦日の1つで四季それぞれの最後の18日間を指し、夏は立秋前の18日間になります。2018年の「暑中」は7月7日~8月6日、「土用」は7月20日~8月6日です。