暮らし
勉強に集中できて、おもちゃもスッキリ!「メリハリ子ども部屋」の作り方
2016年 5月 10日 22:35
子ども部屋を与えても、小学校低学年だとリビングで宿題をしたり遊んだりしがちですが、中~高学年あたりからは自分の部屋で過ごすことも多くなりますね。今回は、勉強に集中できる環境と、遊び道具の収納を両立させた「メリハリ子ども部屋」の作り方をご紹介します。勉強しやすい仕組みを取り入れれば、きっと自然に机に向かいたくなりますよ。
「勉強スペース」と「遊びスペース」は背中合わせに
勉強机の背後に遊びスペースを作れば、机に向かったときに遊び道具が目に入らないので勉強に集中できます。机に向かったときに見える範囲には、本やノート、文房具など勉強道具を中心に配置しましょう。本棚に学習書とマンガを同居させる場合は、目の高さに学習書、マンガは下段など目の届きにくいところに入れるといいですね。
勉強道具収納のポイント1:よく使うものはすぐ手に取れるように
勉強しようと思ったときに、使いたいものがすぐに見つからないと、せっかくの「やる気」が失せてしまいます。筆記用具や定規などの文房具や、宿題で使う教科書、ワークブック、ノートなどは、机に向かったら視界に入る場所に収納しましょう。このとき、収納にフタや扉を付けず「ワンアクション」でサッと手に取れることも大切です。面倒な手間を省いた方が勉強に取り掛かりやすくなりますね。
勉強道具収納のポイント2:細かい文房具は「仕切り」を活用して
引き出しの中でぐちゃぐちゃになってしまいがちな細かい文房具などは、仕切りのついたトレーに収納すると整頓された状態を保てます。ただ仕切るだけでなく、右利きなら引き出しの右側に筆記用具をまとめたり、よく使うものは手前に、使用頻度の低いものは奥の方に入れたりするなど、配置も工夫すると使いやすく、また散らかりにくくなりますよ。
便利グッズ:引き出し用仕切りトレー
筆記用具やふせん、クリップなど細かいものを収納しやすいトレー。100均のトレーを組み合わせてもいいのですが、このように計算された市販品を利用するのと手軽です。
勉強道具収納のポイント3:増えるプリント類は色分けでファイリング
学年が上がるにつれて増えていくプリント類。返却されたテストや学習プリントの収納は、クリアファイルにサッと入れるだけにすると簡単です。教科ごとに色分けすると、あとで探しやすくなりますよ。さらにクリアファイルをファイルボックスに立ててまとめると、すっきり片付きます。プリントを入れ過ぎてあふれ出ないように、長期休みなどに中身を整理するといいですね。
保護者へのお知らせプリントは、ママのスマホで写真を撮って保存すれば紙のプリントを処分できます。スマホのデータ容量が心配ならevernoteなどクラウドの活用もおすすめ。スマホを持っているお子さんなら、親子でデータを共有できますね。
◇evernote
https://evernote.com/intl/jp/
便利グッズ:色付きクリアホルダー
プリント類を色分けして保管。穴を開けて綴じるタイプだと面倒で続かないお子さんでも、入れるだけのクリアホルダーなら簡単です。マチがついているタイプはたくさん入るので、どんどん増える塾のプリントにもおすすめです。
◇プラス クリアホルダー すっぽりホルダー A4 マチ・ふた付タイプ 色込3枚セット 88-188
遊び道具収納のポイント1:おもちゃは「隠す収納」で
勉強道具はワンアクションで出せるようにしましたが、遊び道具は「ツーアクション」収納にしましょう。箱に入れてフタをする、押し入れやクローゼットに入れて扉を閉めるなど「隠す収納」にすれば、勉強中に目に入って気が散ることも防げます。ただし、あまり複雑な収納だと今度は遊んだあとに片づけるのが大変。種類別に分ける、取り出しやすく配置するなど、子ども自身が片付けやすいように工夫しましょう。
遊び道具収納のポイント2:大好きなグッズはきれいにレイアウト
「遊び道具は隠して」とは言っても、好きなものを飾っておきたい気持ちは大事にしてあげたいもの。子どもの大切なコレクションは、場所を決めて整然と飾れば、遊んだあともキレイに片付けたくなりますよ。写真のような棚なら、ぬいぐるみやミニカー収納にピッタリ。お人形やぬいぐるみを女の子らしく収納したいなら、植木鉢用ハンギングで吊るしましょう。
便利グッズ:ぬいぐるみのハンギング収納に
大きさがたっぷりあるガーデニング用ハンギングバスケットなら、かさばるぬいぐるみもOK。吊るしたり壁に掛けたりする立体収納は、床置きよりも散らかりにくくなるのでおすすめです
遊び道具収納のポイント3:習い事やスポーツのグッズは置き場所をひと工夫
水彩画の道具は洗面所の近く、ピアノのレッスンバッグはピアノの横など、必ずしもお部屋で使うわけではない習い事グッズは、子ども部屋にこだわらず使いやすい場所に置いてあげましょう。スポーツのユニフォームは洗濯が頻繁なので、洗濯機の近くを定位置に決めれば、子どもは帰ったらすぐに洗濯に出せるし、ママも洗濯が終わったらそのままポンと置くだけでいいので楽チンですよ。
まとめ
学校だけでなく、習い事や塾、スポーツなどで忙しくなってくる年頃の子どもは、道具や持ち物が増えるので管理が大変です。基本は「使う場所に収納する」こと。そして勉強道具と遊び用グッズの収納場所を明確に区別すれば、子どもの行動にもメリハリがつきます。遊ぶときは思いっきり遊び、勉強するときはきちんと集中できる環境を作ってあげましょう。