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冬だって!インフルエンザ、発熱、嘔吐下痢にも!「経口補水液」の作り方
2015年 12月 22日 08:30
「経口補水液」は夏だけのものだと思っていませんか?脱水症状に効くので、インフルエンザ、ノロ、ロタ、RSウイルス、その他の風邪に感染したときの水分補給にも効果を発揮するんです。発熱、嘔吐、下痢に使えるので、お子さんがいる家庭では、いつでも作れるようにしておいて損はありません。また、生牡蠣など、冬ならではの食あたりや食中毒にも効果を発揮しますね。
まずは、経口補水液の作り方
水を500cc、塩を小さじ1/4、砂糖を大さじ2を混ぜて溶かせば出来上がりです。実際に飲んでみるとわかりますが、あまり美味しくないので、ここへジュース類(オレンジ、グレープフルーツ、グレープなど)やレモンの絞り汁を入れると飲みやすくなりますよ。
飲み方や温度に決まりはあるの?
特に決まりはありませんが、例えば、嘔吐がある風邪のときは、一度にたくさん飲むとまた吐いてしまいますね。また、下痢症状のときは、胃腸が弱っています。脱水症状が起きるときは胃腸が弱っていることが多いので、一度にたくさん飲まずに、少しずつ飲むようにしましょう。また、飲む際の経口補水液の温度は、熱くても冷たすぎても、身体に負担がかかるので、10℃前後が最も吸収が良いとされています。
1日に飲むのは、どのくらいの量?
子どもの体重にもよりますが、脱水症状が生命の危険となるのは、体重の2%の水分がなくなったときです。体重が10kgなら200cc。便だけでなく、汗や尿も含まれることを考えると、意外と少ないからこそ注意が必要です。この「体重の2%の水分」を、1日で飲むくらいの感覚で行きましょう。半日や1日かかってしまうので、ちょっと面倒くさいかもしれませんが、そこはすこしずつゆっくりと、飲ませてあげて下さい。
ポカリなどのスポーツ飲料じゃだめ?
出来上がった「経口補水液」を飲んでみると分かりますが、スポーツ飲料よりも「甘くない」そして「塩っぱい」です。ここがミソ。実はこの方が水分補給には向いているんですって。
まとめ
夏の熱中症で取り上げられがちな「経口補水液」ですが、残念ながら、冬にも出番がありそうです。水:塩:砂糖を、5(百cc):4(分の1):2(大さじ)と覚えておけば、いざというときでも、意外と簡単に思い出せそうです。家にあるものを活用して、家族の健康を保っていきましょう!