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油汚れの味方「重曹」、パウダー、重曹水、ペーストの使い分けと作り方
2015年 12月 18日 07:00
主に油汚れに効果を発揮する「重曹」。お掃除では「重曹水」と「重曹ペースト」を使うことが多いですが、どのくらいの分量で溶かせばよいのでしょうか。今回は、掃除用の「重曹水」と「重曹ペースト」の作り方と、お掃除での使い分けについてご紹介します。
重曹水
お掃除用の重曹水は、500mlの水に大さじ2の重曹を溶かして使います。スプレーボトルに入れて使いましょう。掃除したい場所に吹きかけてから拭き取るか、雑巾に吹きかけて拭いていきます。重曹水をバケツや洗面器に張り、雑巾を浸しながら拭き掃除してもいいですね。ガスレンジにキッチンペーパーを乗せて汚れをゆるめる「湿布」でも、重曹水は大活躍です。また、レンジの五徳などの小さいパーツは、多めに作った重曹水へ直接浸け置きしても。重曹の汚れ落とし効果は、温度が高いアップするので、油汚れのひどいコンロやレンジフードなどを浸け置きするさいは、できるだけ熱いお湯で重曹を溶かしましょう。
<重曹水スプレー主な使用場所>
・ガスコンロ、レンジフード
・浴室(石けんカス、皮脂汚れ)
・壁、ドアノブ
・電話機、パソコン、扇風機などプラスチック素材
重曹ペースト
掃除用の重曹ペーストは、大さじ1の重曹に小さじ1〜2の水を加えて溶かして作ります。ガスコンロやクレヨンの落書きなど、重曹を密着させてじっくり汚れを落としたい部分に歯ブラシで塗って30分ほど時間をおいてから拭き取ります。
<重曹ペーストの主な使用場所>
・キッチンタイルの目地や五徳の頑固な油汚れ
・机の上などのクレヨンの落書き
・壁の気になる汚れ
重曹パウダー
パウダー状の重曹は、粒子の細かい研磨剤として掃除に利用できるほか、吸湿剤、消臭剤として使えます。調味料入れなどに入れて、振りかけて使うと便利です。
<重曹パウダーの主な使用場所>
・洗面所のステンレス部分の磨き
・茶渋の研磨
・三角コーナーの臭い取り
まとめ
重曹は、温度と時間を味方につけると、より効果を発揮します。キッチンの頑固な油汚れを落としたい場合は、できるだけ熱いお湯で重曹を溶かし、そこで汚れ物を浸け置きするのが効果的です。また、壁の汚れや落書きなどは、重曹ペーストを塗って30分ほど置いて、汚れが浮いてきたところを拭き取るときれいになりますよ。