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【整理整頓を始めよう6】自分で見付けられない「無法地帯」は写真を使う

前回の『ストレスの元「無法地帯』を何も置かない場所へ」を読んで、自宅に無法地帯を見つけられなかった人のために、今回は別のアプローチ方法をお伝えします。「無法地帯」は、本来そこに置くべきものではない物をチョイ置きしてしまい、雑多なものが脈絡なく置いてある場所のことです。「チョイ置き」を繰り返していると、無法地帯はもはや部屋の背景になってしまうので、自分で気付けなくなってしまいます。

 

自宅で部屋の写真を撮って、無法地帯を見つけよう

自分の「チョイ置き」のクセを知る方法はズバリ!自宅内の写真を撮ることです。例えば、他人のお宅にお邪魔したときに、そのお家の雑然とした場所が目に付くつくことはありませんか?見慣れない場所は、新鮮に目に入ってくるので、よく見えてしまいます。逆に、見慣れている自分の家の中は背景に溶け込んでしまい、客観視するのが難しいのです。そこで、ありのままを映し出してくれる写真を使って自宅内を客観視し、あなたの「チョイ置き」のクセを確認してみましょう。写真は、できるだけいろんなところを撮影しましょう。またお部屋全体ではなく、キッチンカウンター、作業台、洗面台、テレビ台など、パーツに分けて撮影します。

 

自分の部屋を他人目線でチェックする

撮影した写真は、他人の家を見るつもりでよ〜く眺めてみてください。そこには、自分の家の真実が正確に映し出されています!もし、ゴチャゴチャした場所が撮っていて、置かれているものが以下のリストに当てはまったら、そこが無法地帯です。

 

1)置かれている物たちの置き場所がそれぞれ決まっていない

2)決まっている置き場所はあるが、すでにそこが満杯である

3)置き場所が不便な所にある(例えば一旦何かをどけてからじゃないと扉を開けられない場所になっているなど)

4)置き場所もありスペースもあるけれど、ただ面倒なだけでチョイ置きしてしまっている

無法地帯を解決する3つの方法

無法地帯が見つかって、チョイ置きの理由が分かったところで、無法地帯に置かれている物それぞれについて、一つずつ解決していきましょう。解決方法は下記の通りです。

 

1)本来の置き場所を作ってあげる

2)しまいやすい環境にしてあげる

3)使ったらすぐしまう

 

これが実行できれば、それだけで心の溜息が減ります。そしたら、少しずつその範囲を広げることにチャレンジしてください。

まとめ

片付かない家の原因は、いろいろな物が一箇所に雑然と置かれている無法地帯なのです。例えば、物が多い家でも、置かれていておかしくない場所へ整然と置かれた物や、ランダムに置かれていても見せる収納として装飾されている物は、素敵に見えます。もしまた、無法地帯が広がってきたら、「お家の中の状態は心の状態と同じ」の言葉を思い出して、チョイ置きを減らす工夫をしてみてください。

 

 

Be Present代表 尾井理恵

ヨガ、整理整頓、ベジ和食のレッスン、コンサルティングを行う「Be Present」代表。横浜市在住。整理整頓のアドバイザーとして各地で講演、個人宅でのコンサルティングを行っています。また、自宅兼スタジオおよびスクール講師のほか、定期的にヨガ、料理教室のイベントを開催しています。Facebookはこちら