暮らし
お気に入りのウールニットをお家で洗おう!注意したい4つのポイント
2015年 10月 28日 20:10
大切なウールニットを自宅で洗濯するのって、少し勇気がいりますよね。でも、家庭で洗える表示があるウール製品は、家で洗えばいつでも気持ちよく着られます。洗濯の際にちょっとしたポイントに注意すれば、失敗を防げるだけでなく仕上がりも格段に良くなります。今回は、家庭で洗えるタイプのウールニットを、やさしく守りながらスッキリきれいにするための、4つのコツをご紹介します。
目立つ汚れに洗剤をつけて準備
まずは、ウールニットの洗濯表示に「手洗い」か「洗濯機の手洗い(ドライ)コース」のどちらかがあることを確認します。そして、ウールニットの洗濯には、おしゃれ着用洗剤を使います。洗剤で色落ちしないかを調べるために、洗剤原液をニットの目立たないところにつけ、5分後にティッシュで軽く押さえてみます。ティッシュに色がつかなければ大丈夫です。
洗濯の前準備として、全体の汚れをチェックします。シミや目立つ汚れがあれば、その部分に洗剤の原液を直接塗り、洗剤のキャップの底や洗濯用ブラシの背の部分などを使って軽くたたいておきます。その後は放置せず、すぐに洗濯しましょう。
「手洗い」か「洗濯機の手洗いコース」で洗う
洗濯表示にあった「手洗い」か「洗濯機の手洗い(ドライ)コース」のどちらかで洗濯をしていきます。いずれも水温は30度以下、洗剤を水によく溶かしてからニットを入れましょう。手洗いの場合はやさしく押し洗い、洗濯機の場合は大きさに合ったニット用の洗濯ネットに入れて洗いましょう。すすぎは洗剤で指定された回数を行います。
脱水したらすぐ取り出して平らに干す
手洗いの脱水は、ニット用洗濯ネットに入れて洗濯機の弱コースで15秒から1分以内で行うか、形を整えてバスタオルに包んで水気を取ります。洗濯機で脱水した場合は、放置せずにすぐ干しましょう。水気を切ったニットは手で軽くたたいてシワを伸ばし、形を整えて平干しにします。ニット専用干し台などのグッズを利用すると便利です。色あせを防ぐために日陰で、風通しのいいところで干しましょう。
必要ならアイロン仕上げを
干し上がった後、しわや型崩れが気になる部分は、スチームアイロンで仕上げます。当て布をして、アイロンを少し浮かせてスチームだけを当てるようにすると、毛に行き渡った水分でシワが取れ、風合いが戻ります。型崩れが気になる場所には、スチームをたっぷり当てて蒸気を浸透させ、手で編み目を整えるように直していきましょう。スチームの通りがいいメッシュ状の当て布など、便利なグッズもありますよ。
まとめ
ウールのニットを初めて手洗いする場合など、セーターが縮むかも知れない場合は、洗う前に大きな紙の上に広げて周囲をペンでなぞり、サイズを記録しておきます。洗い上がったら干す前にその紙の上に広げて、縮んでいるようなら、引っ張って元のサイズまで戻します。ニット同士の縫い目だけが伸びたりしないよう全体を伸ばしましょう。その後、形を崩さないように平干しをします。これで縮みも最小限に抑えられますよ。それでもどうしても心配なものは、専門店にお任せするのがいいですね。