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【整理整頓を始めよう2】家庭にも取り入れたい5Sの実践
2015年 10月 29日 09:00
みなさん【5S】という言葉をご存知ですか?5Sとは、職場環境の維持改善で用いられるスローガンで、「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾」の頭文字をとったものです。日本の一企業から世界トップクラスの企業に成長したトヨタ自動車は、この5Sを徹底することで、探し物をする時間をなくし、付加価値のある仕事に集中できたとも言われています。家庭でも5Sを実践すれば、探し物の時間が減り、日々のストレスが軽減されるほか、空いた時間で会話やスキンシップをとったり、ゆっくりした休息をとることができますよ。ということで、5Sを詳しくご説明していきますね。
トヨタを支えた5Sとその定義
まずは5Sの定義をご説明します。
整理 いらないものを捨てる
整頓 決められた物を決められた場所に置き、いつでも取り出せる状態にしておく
清掃 常に掃除をして、清潔に保つ
清潔 3S(上の整理・整頓・清掃)を維持する
躾 決められたルール・手順を正しく守る習慣をつける
(出典:Wikipedia)
5Sが実践されている環境では、誰でも分かるように必要な物だけ配置されているため探し物をする時間がありません。そのため、必要なものを効率的に取り出せ、職場の生産性が高まります。こうしたことが、トヨタを代表とする日本の製造業の強さを支えていると言われてきました。なるほど、確かに家庭内にも当てはまるし、理想的な考え方ですね!
5Sでチェック、自宅の整理整頓の現状
まずは、5Sの項目のうち、みなさんのご家庭内で実践できている項目を振り返ってみましょう。一部しか実践できていなかったり、全てやっていても、よく見ると中途半端ということもあるかもしれません。まずは実践できていることとできていないことを把握するところから始めてみましょう。片付けにおいても前進にはご自身の現在地を知ることが一番大切です。
ゴールをイメージする
そして現在地が分かったら、自分の目指すゴールをはっきりとイメージしましょう。ゴールが明確でなければ気持ちは乗りません。家の中を居心地のいい空間にすることは、家族のみんながいきいきとそれぞれの夢に向かって羽ばたくための基礎になります。5S は単なる片付けのスローガンに留まらず、その先のゴールに辿り着くための土台作りです!