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あなたは言えますか?「みりん」と「みりん風調味料」の違い

あなたの家には「みりん」と「みりん風調味料」どちらがありますか?安いからとかなんとなく「みりん風」だったり、本格派っぽいという理由「みりん」を選んだりしていませんか?ドキッとした方、ぜひ最後まで読んで、今後の参考にしてくださいね。実はこの二つには大きな違いがあるんですよ!

 

「みりん」や「みりん風調味料」って、何からできてるの?

「みりん」はもち米、米麹、醸造アルコール(焼酎)を混ぜ60日程度熟成させたものを圧搾、濾過して作ります。その過程で糖質やアミノ酸が生成され甘みとコクが生まれます。アルコール分が13.5~14.4%と高いため、酒類に分類され、酒税がかかります。

「みりん風調味料」は、「みりん」のあじわいに近くなるように、調味料や水飴などをブレンドしたもので、アルコール分はほとんど入っていません。そのため酒税はかからず、「みりん」より手頃な値段で入手が可能です。

 

冷蔵庫or常温?種類で違う保存方法

「みりん」はアルコール度数が高いので比較的傷みにくく、開栓後でも冷暗所であれば常温保存が可能です。「みりん風調味料」はアルコール分がほとんど入ってないので、保存は冷蔵庫で行いましょう。どちらも開栓後は、風味が落ちてしまうため、3か月を目処に使い切った方がよいようです。また使用頻度が高くないご家庭では、多少割高でもミニボトルを購入したほうがいいかもしれません。

 

どっちをどう使う?目的ごとに使い分けてお料理上手

「みりん」は発酵という過程を経ているので、天然の旨味成分や複雑な甘味を味わうことができます。また、肉や魚に使う際には、アルコールが臭み消しの役割もしてくれるので、丁寧に美味しく料理をしたい時にオススメです。「みりん風調味料」は、照りやツヤ、甘みを簡単に出すことができ、煮切る必要がありません。そのため、小さなお子様がいる家庭や、手早く仕上げたい料理の時にオススメです。

 

「みりん」と「みりん風調味料」の違いまとめ

ここまで「みりん」と「みりん風調味料」の違いを見てきましたが、意外なほど別物だということが分かりました。名前は似てるのに、分かりにくいですよね。参考までに私の使い分けをお教えします。

「みりん」薄味や上品な味付けにしたいとき→お吸い物や魚の煮付けなど

「みりん風調味料」甘めでしっかりした味付けにしたいとき→肉じゃが、すきやきなど

ぜひ参考になさってくださいね!

あづづ

30歳の専業主婦です。
子供が二人います。
タイ暮らしの経験があり、料理(もちろんタイ料理も!)得意です。